オーディオの足跡

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DSP-2000の画像
 解説 

AVX-2000DSPをベースに、プロセッサ部と5chエフェクトアンプをインテグレートしたDSPプロセッサアンプ。
手持ちの2chシステムにDSP-2000を追加する事で、7chCINE-DSPを楽しむ事が可能です。

DSP-2000に搭載したヤマハCINE-DSP(Combination for Intelligent & Natural Effect)は、ドルビープロロジックまたは方向性強調回路と、実測データにより反射音創生する独自のヤマハDSPを複合処理する方式で、ドルビープロロジックによる正確なデコードの後、二重4chDSP処理をすることで、音響効果の復元を図っています。

ドルビープロロジックとヤマハDSPの複合処理で35mmや70mmシアターの音場を再現する「Enhanced」や「MOVIE THEATER」、方向性強調回路とヤマハDSPの複合処理でTVやミュージックビデオなどの映像ソフトを臨場感で再現する「CONCERT VIDEO」や「TV THEATER」など、4モード・7プログラムのAV-DSP音場を搭載しています。さらに「CONCERT HALL」や「JAZZ CLUB」など、音楽ソース用のHiFi-DSPを含め計12モード23プログラムを搭載しています。

音場処理部をLSI化することでスペースの削減し、アンプ部のクオリティアップを図っています。
アンプ部にはオールディスクリート構成を採用しており、特に重要なセンターアンプにはディスクリートアンプ2台によるバランス増幅を採用することで低歪・高出力化しています。
また、センターチャンネルには5バンドGEQを搭載しており、メインスピーカーとの音色調整が可能です。

より臨場感のある低域再生を実現するため、スーパーウーファー端子を搭載しています。
出力端子はモノラルに加えてスプリット端子も搭載しており、センターとサラウンド出力を左右に振り分け、L/Rに加えて出力が可能です。帯域には200Hz以下で、+10dB~-50dB、MUTEまで1dBステップでリモコン操作が可能となっています。

リアパネルのジャンパーピン接続を変更することで、フロントアンプをメインアンプとして利用できます。
この際にフロントミックススイッチを併用すると、DSP-2000一台だけでスピーカー5台によるフロントミックス方式のCINE-DSP音場が楽しめます。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

チタンカラーとブラックカラーの2種類がありました。

機種の定格
型式 DSPプロセッサアンプ
<オーディオ部>
定格出力(20Hz~20kHz) センター:100W(6Ω、歪0.015%)
フロント:30W+30W(6Ω、歪0.05%)
リア:30W+30W(6Ω、歪0.05%)
入力感度/インピーダンス Input、Tape PB:150mV/47kΩ
Front in:500mV/33kΩ
出力電圧/インピーダンス Rec out:150mV/1kΩ
Pre out:1V/1.2kΩ
Super woofer:900mV/1.2kΩ
周波数特性 20Hz~20kHz ±1.0dB
バスエクステンション +6dB(80Hz)
センターGEQ ±6dB、1dBステップ
Q=0.7(100、300、1k、3k、10kHz)
スーパーウーファー出力 mono、L、R
Low pass:200Hz(+10dB~-50dB、-∞、1dBステップ)
<ビデオ部>
ビデオレベル
コンポジット: 1Vp-p/75Ω
S映像 Y:1Vp-p/75Ω
C:0.286Vp-p/75Ω
S/N比 50dB
周波数特性 5Hz~10MHz -3dB
<DSP部>
センターモード ノーマル、ワイド、ファントム
テストトーン L・C・R(ドルビー)
Main、Front(DSP)
パラメータ Initial delay:1~49ms(1ms step、ドルビープロロジック時:15ms~30ms)
Room size:0.1~2.0(0.1step)
Liveness:0~10(1step)
L.P.F:5k、5k、10kHz、Through
Rev time:1.0~5.0sec(0.1sec step)
プロセッサ/デコーダモード AVX-2000DSPと同じ
<総合>
消費電力 240W
外形寸法 幅473x高さ131x奥行384mm
重量 13.0kg
付属 ワイヤレスリモコン