YAMAHA AX-380
¥32,000(1995年頃)
解説
上級機の設計思想を継承して開発されたプリメインアンプ。
リニアダンピングサーキットを採用しており、スピーカーの形式や特性に依存することのない安定したドライブを可能にしています。
この方式ではアンプ内部のインピーダンスを小さくする事を重視し、極太線材を採用するなどの徹底したインピーダンス低減のための回路構成を行っています。これにより常に高く安定したダンピングファクタを実現しています。
電源部はLiD(ローインピーダンスドライバビリティ)電源を採用しています。
この方式ではスピーカーのインピーダンスが低下しても安定したドライブ能力を発揮するため、大型トランスや大容量コンデンサーを採用しています。
高級アンプと同じ設計思想の独立アンプ構成を採用しています。
さらに振動による悪影響を排除するため電源トランスを耐振動材でフローティングしています。
大型スピーカー端子、アルミ押し出しヒートシンク、ブロックケミコン、ツイン接点リレーなどのパーツを採用しており、高音質化を図っています。
ダイレクトスイッチを搭載したCDを始め、Phono MMなどの6入力端子とスピーカーを切り替えて使用できる2系統のスピーカー出力端子を装備しています。
コンティニュアス・ラウドネスを搭載しています。
チタンカラーとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。
ヤマハRS対応コンポの操作も可能なシステムリモコンが付属しています。
このリモコンでは電源のON/OFF、入力切替、音質調整などの操作が可能です。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
定格出力(20Hz~20kHz) | 60W+60W(6Ω、歪0.06%) |
ダイナミックパワー | 120W+120W(2Ω) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.5dB |
S/N比 | Phono MM:82dB CD:105dB |
ダンピングファクター | 100(20Hz~20kHz、8Ω) |
付属回路 | トーンコントロール コンティニュアスラウドネス |
電源 | AC100V、50/60Hz |
消費電力 | 120W |
外形寸法 | 幅435x高さ126x奥行309mm |
重量 | 6.6kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |