オーディオの足跡

ハイレゾ音源配信 e-onkyo music

AX-2000の画像
 解説 

アドバンスド・デジタルダイレクト昨日を搭載したD/Aコンバーター内蔵ステレオプリメインアンプ。

デジタルソースを高品位に再生するため、通常聴取する-22dB前後の実使用ボリュームレベルでのSNを改善したアドバンスド・デジタルダイレクト機能を搭載しています。
これは、内蔵D/Aコンバータユニットの出力を、一般的な2.0Vrmsから7.5Vrmsのハイレベル信号として、後段のアンプが受持つゲインを低減したもので、これにより増幅系のSNを大幅に改善しています。
AX-2000は最大+22.5dBのアクティブボリューム、11.5dBのトーンアンプ、そして12dBのパワーアンプから構成されており、デジタルダイレクトスイッチ・オン時には、トーンアンプをバイパスし、アクティブボリュームとパワーアンプだけのシンプル&ストレートな信号増幅伝送系となっています。

ボリュームコントローラーには、可変抵抗器とリニアアンプとのコンビネーションによるアクティブボリュームを採用しています。
これはボリューム最大値を上限として、絞り込むほどノイズレベルが低下するもので、実使用レベルでのS/Nを改善しています。

D/Aコンバータ部には、ヤマハのハイビットシステム(8fs×18bitデジタルフィルタ、18bit動作ツインD/Aコンバータ)を搭載しています。
ハイビットシステムではサンプリングノイズがはるか高域に移行し、しかもD/Aコンバータ自身のアパーチャ効果により実用上無視できるほど抑圧されているため、ローパスフィルタを通さないピュアDACダイレクト出力が可能となっています。
7.5VハイレベルD/A出力に対してはダイレクト再生、2.0VノーマルD/A出力に対してはフィルタード再生となり、アドバンスド・デジタルダイレクト機能ではより鮮明な音質が得られています。

パワーアンプ部にはヤマハ独自のHCA回路を採用しています。
これは、入力信号を正負の双曲線特性に変換することで剛性特性の不連続点を解消するもので、全パワー、全負荷に対してA級動作を保証しています。
出力段にはHi-fTパワートランジスタによるトリプルパラレルプッシュプル構成を採用しています。

パワーアンプ部は電源トランスを中心にして、LR両chのヒートシンカー、パワーアンプ回路基板をそれぞれ対称に配置し、構造的、重量的なバランスを保つ事により音質劣化を抑えています。
また、パワーアンプ回路基板はヒートシンカーを挟んで電源トランスの反対側に設置し、非磁性のサイドウッドパネル側に対することにより磁気歪から逃れています。

デジタル部からの不要輻射による音質劣化を防ぐため、デジタル部とプリアンプ部をそれぞれ独立させた2BOXコンストラクションを採用しています。
さらに銅メッキシャーシ/フレームを全面的に採用することにより、磁気歪の発生をなくし耐振性を高めています。

MC/MM独立専用フォノイコライザアンプを搭載しています。

インプット/レックアウトは、低歪率・低リーク仕様のFETを採用した半導体セレクタとし、リア入出力端子の間近で切換えしています。
フロントとリアの間でオーディオ信号が往復するような内部配線の引き回しを無くす事により、音質の劣化をあらかじめ防止しています。

電源部には420VAのシールドケース入り電源トランスと、27,000μF×2のオーディオ用大容量アルミ電解コンデンサを搭載しています。
電気的な容量の大きさだけでなく、サイズとウェイト面から生まれる音への影響を考慮し、トランスを重量化設計とするとともに、コンデンサは76φと大型化し、優れたパワーサプライ能力を得ています。

パワーアンプ部、アナログ部、デジタル系、ビジュアル系、コントロール&表示系のそれぞれに対して独立した巻線を持つ5系統独立電源方式を採用し、相互の干渉を排除しています。
特にアナログ系とデジタル系電源には、整流素子として高速ショットキーダイオードを採用し、有害なパルス性ノイズの発生を抑え込んでいます。
また、ビジュアル系電源は単独でオンオフ可能でピュアとAVの使い分けが可能です。
さらに、アナログソース選択時(デジタルソースのアナログ入力選択時を含む)には、デジタル部のマスタークロックは自動停止するように工夫されています。

CD、DAT1、DAT2、VDP/DBSの4入力にアナログ入力端子に加えてデジタル入力端子を搭載しています。
さらに、DAT1、DAT2にはデジタルレックアウト端子を設けています。
デジタル入力端子はいずれもサンプリング周波数32k/44.1k/48kHzを自動追従します。
また、CDデジタル入力とDAT1デジタル乳sy通力には、それぞれ光と同軸の2端子を搭載しており、好みに応じて利用が可能で、並行利用の場合には光が自動的に優先されるよう設計されています。

3系統のビデオ入力を搭載しています。

トーンジャンプ付3バンドトーンコントロール、バランスコントロール、ステレオ/モノ・モード切換、サブソニックフィルタ、ヘッドホン端子、アクセサリー端子等を搭載しています。

入力切換やボリューム操作などが出来るリモコンが付属しています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<アンプ部>
定格出力(20Hz〜20kHz) 190W+190W(4Ω、0.005%)
150W+150W(6Ω、0.003%)
130W+130W(8Ω、0.003%)
ダイナミックパワー 600W+600W(1Ω)
500W+500W(2Ω)
240W+240W(6Ω)
ダンピングファクター(1kHz、8Ω) 200
入力感度/インピーダンス Line In:150mV/47kΩ
出力電圧/インピーダンス Rec Out:150mV/680Ω
実用SN比(Vol -22.5dB、IHF-A) ノーマル時:116dB(2V入力)
デジタルダイレクト時:128dB(7.5V入力)
残留ノイズ(IHF-A) ノーマル時:23μV
デジタルダイレクト時:7μV
チャンネルセパレーション(1kHz、Vol -22.5dB)
ノーマル時:80dB(5.1kΩターミネート)
デジタルダイレクト時:100dB
トーンコントロール Bass:20Hz、±10dB(ターンオーバ周波数:350Hz)
Treble:20kHz、±10dB(ターンオーバ周波数:3.5kHz)
Mid:1kHz、±10dB(センター周波数:1kHz)
サブソニックフィルター 15Hz、-6dB/oct
オーディオミュート -20dB
<フォノイコライザ部>
入力感度/インピーダンス MC:100μV/100Ω
MM:2.5μV/47kΩ
最大許容入力(1kHz、0.01%) MC:6mV
MM:140mV
SN比 MC:83dB(250μV、入力ショート)
MM:90dB(2.5mV、入力ショート)
RIAA偏差 MC、MM:±0.2dB
高調波歪率(20Hz〜20kHz、3V出力時) MC、MM:0.003%
チャンネルセパレーション(1kHz、入力ショート) MC、MM:80dB
<D/A変換部>
出力電圧(0dB信号入力) ノーマル、Rec Out出力:2V
デジタルダイレクト出力:7.5V
高調波歪率(EIAJ) 0.002%以下
ダイナミックレンジ(EIAJ) 100dB以上
SN比(EIAJ) 118dB
チャンネルセパレーション(1kHz) 100dB
<総合>
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 350W
外形寸法 幅473×高さ170×奥行475mm
重量 28kg
付属 リモコン RS-AX2000