YAMAHA AVM-3000
¥300,000(1991年11月発売)
解説
AVC-3000DSPとの組み合わせを考慮して開発された7chパワーアンプ。
AVM-3000はL、C、R、F(フロントエフェクト)、S(サラウンド)の5ブロック独立オールディスクリート構成を採用し、オーソドックスで安定度を重視した設計がされています。
パワートランジスタにはPc150Wという大出力用を、メインL、RとCで各4個使用しています。
さらに、電源部のトランス巻線から分離し各ブロックアンプに独立給電することで、相互干渉を抑えています。
肉厚アルミヒートシンクや高剛性シャーシを採用しています。
AVC-3000DSPとのペアリンクのため専用インターフェイスを搭載しています。
この接続では、各チャンネルの音声信号は+−両極性によるバランス伝送が行われ、特にL、C、Rチャンネルはパワーアンプまでアースに対して対称なバランス構成となっているため、音質的に有利な構成となります。
5つのアンプブロックはそれぞれ入力切換スイッチを搭載しているため独立して使用できます。
アンプブロック側はRCAピンジャックとキャノン端子が設けられており、位相切換え、レベルボリュームも搭載しています。
機種の定格
型式 | 7chパワーアンプ |
定格出力 (20Hz~20kHz、歪0.003%) |
メイン、センター:120Wx3(6Ω) エフェクト:60Wx4(6Ω) |
周波数特性 | 5Hz~300kHz +0 -3dB |
S/N比 | 108dB以上 |
チャンネルセパレーション | 100dB以上(L、C、R) |
電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 580W |
外形寸法 | 幅473x高さ170.5x奥行454.5mm |
重量 | 32kg |