オーディオの足跡

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T-X900の画像
 解説 

先進のコンピューター受信技術を駆使して開発されたFM/AMチューナー。

T-X900ではFMアンテナの最適方向をコンピューターでメモリー制御できます。
指定のローテーター(江本アンテナ製エモテーター202VF)を接続することで、受信局ごとにFMアンテナの向きを切換えることができます。FLディスプレイをdBモードにし、最大値となるように方向を決定し、局ごとにメモリーさせておけば、ステーションキーを押して選択するだけで自動的にアンテナが回転します。また、2本のアンテナを接続することができ、アンテナの切換えもメモリーできます。2系統の入力回路のアイソレーションについても十分に配慮がされています。
チューナー自身の動作モードは、シグナル強度と妨害波の有無に応じてFM SENS(RFアッテネーター)がDXまたは-10dB、-25dBへ自動的に切換えられ、IF帯域やQSCも同時にセットされます。これらの設定はすべてメモリーに記憶されるため、ステーションキーを押すだけでのワンタッチで安定した受信条件が得られます。

FM10局/AM10局の20局プリセットメモリーを搭載しており、オートメモリーによって自動的にプリセットできます。
また、FM/AMランダムに7局までのプログラムが可能となっており、タイマーとテープデッキを接続することで7局までの留守録音が可能です。
バックアップ機能を搭載しており、全てのメモリーは無電源でも1週間消えません。

FMフロントエンドにはガリウムFETを採用しており、高感度・高S/N・低歪率を追求しています。
さらに、DC構成の高リニアリティ検波回路やMPX回路など、チューナーとしての基本性能を入念に高めています。

ビクター独自のフルスタティックシンセサイザーシステムを採用しており、発光表示系とマイコン・キー入力部のパルスノイズを追放しています。

アンテナ入力レベルのデジタル表示機能を搭載しており、正確な1dBステップ表示が可能です。

エアチェックのレベル設定用として333Hzレコーディングキャリブレーターを搭載しています。

ST.QSCスイッチを搭載しており、FMのステレオ実用感度を約2倍に向上させることができます。

新開発回路を採用することでAM放送の音質を改善しています。

機種の定格
型式 FM/AMチューナー
<FMチューナー部>
受信周波数 76.0MHz~90.0MHz
50dBクワイティング感度(75Ω) mono:1.8μV/16.4dBf
stereo:9.8μV/31.0dBf(QSC AUTO)
実用感度(75Ω) 0.95μV/10.8dBf
SN比 mono:88dB
stereo:82dB
全高調波歪率(1kHz) mono:0.04%
stereo:0.06%
キャプチャーレシオ(IHF) 1.0dB
実効選択度(IHF) normal:30dB
narrow:90dB
イメージ妨害比(IHF) 80dB
AM抑圧比(IHF) 65dB
ステレオセパレーション(1kHz) 60dB
周波数特性 30Hz~15kHz +0.3 -0.6dB
アンテナ入力インピーダンス 75Ω不平衡
出力信号レベル 600mV/2.2kΩ
Rec cal出力レベル FMの約50%変調相当(約333Hz)
<AMチューナー部>
受信周波数 522~1,611kHz
実用感度(外部アンテナ) 20μV
全高調波歪率 0.3%
SN比 50dB
選択度 30dB(±9kHz)
イメージ妨害比 40dB
IF妨害比 65dB
出力信号レベル 200mV/2.4kΩ(30%変調時)
<その他>
アンテナ回転精度 メモリー角度に対し約±15度(エモテーター202VF使用時)
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 11W(電気用品取締法)
外形寸法 幅435x高さ77x奥行298mm
重量 3.8kg