オーディオの足跡

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T-X500の画像
 解説 

受信性能とオーディオ性能のバランスを追求するとともに、ビクター独自のマイコン機能で操作性と実使用性を向上させたFM/AMステレオチューナー。

電波の入り口となるRFアンプに通信衛星用の素子であるガリウム・ヒ素FETを起用し、同調素子には銅フレームのハイQバリキャップを用い、5連型としています。
これらのフロントエンド全体は厳重にシールドし、SN比や妨害排除性能等を向上させています。

MPX回路にはセラミック共振子によるPLL・ICを採用し、不要信号の混入やビート妨害を大幅に低減しています。
また、半導体コンデンサーやソフトリカバリーダイオードなどを使用し、全回路にわたりトータルな音質のリフレッシュを図っています。

16局までのプリセットと、6局までの番組予約が簡単にできるコンピューター機能を搭載しています。
無電源でも最低1週間は記憶が保持されるため、週録タイマーの使用も可能です。

ビクター独自のフルスタティック・システムで発光表示系やマイコン・キー入力部からのデジタルの伊豆を追放しています。

コンピューターによる1dBステップの正確なアンテナ入力レベル表示機能を搭載しています。

FMステレオの実用受信感度を約2倍に高めるオートQSC回路を搭載しています。

機種の定格
型式 コンピューター・コントロールドFM/AMチューナー
<FMチューナー部>
受信周波数 76.0MHz~90.0MHz
50dBクワイティング感度 mono:1.8μV、16.4dBf(75Ω)
stereo:9.8μV、31.0dBf(75Ω、QSC Auto)
実用感度(75Ω) 0.95μV、10.8dBf
SN比 mono:88dB
stereo:82dB
全高調波歪率(1kHz) mono:0.08%
stereo:0.08%
キャプチャーレシオ(IHF) 1.0dB
実効選択度(IHF) 65dB
イメージ妨害比(IHF) 80dB
IF妨害比(IHF) 110dB以上
AM抑圧比(IHF) 70dB
ステレオセパレーション(1kHz) 50dB
周波数特性 30Hz~15kHz +0.3 -2.0dB
サブキャリア抑圧比 80dB
アンテナ入力インピーダンス 75Ω不平衡
300Ω平衡
出力信号レベル Fixed Out:600mV/2.2kΩ
<AMチューナー部>
受信周波数 522kHz~1611kHz
実用感度(外部アンテナ) 20μV
全高調波歪率 0.3%
SN比 50dB
選択度 30dB(±9kHz)
イメージ妨害比 40dB
出力信号レベル Fixed Out:200mV/2.2kΩ(30%変調時)
<総合>
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力(電気用品取締法基準) 9W
スタンバイ時:2W
外形寸法 幅435x高さ77x奥行295mm
重量 3.0kg
別売 FM専用小型室内アンテナ FM-X1(¥11,000)