VICTOR SX-DD3
¥75,000(1セット、2002年発売)
解説
DDスピーカーを採用した2.1chスピーカーシステム。
SX-DD3はDDスピーカーを用いたメインスピーカー2台とサブウーファーのセットとなっています。
メインスピーカーには9.5x1cmのDD(ダイレクトドライブスティック)スピーカーを搭載しています。
DDスピーカーでは1cm幅の高強度なポリイミド高分子材を用いた独自形状の振動板を採用しており、これを2分割ボイスコイルで直接駆動させる事で点音源に近く指向特性に優れたスピーカーを実現しています。
磁気回路にはフェライトマグネットの1/14の体積で同等の磁束密度が得られる希土類ネオジウムマグネットを4本使用しており、振動板を強力にドライブすると共に防磁設計としています。
エンクロージャーは密閉方式を採用しており、DDスピーカーユニットの特性を最大限に活かすために放射特性の劣化が少ない円筒形状とする事で歪の原因となる定在波や回折現象を抑制しています。
材質には豊かな響きを求めて堅牢で緻密な椿材をベースにヨーロピアンチェリーの突板を使用しています。
サブウーファー部には17cmコーン型ウーファーを搭載しています。
ボイスコイルには空隙の無いエッジワイズ8層巻を採用しており、駆動力の強さを高めています。また、振動板には腰の強いコーン紙を厳選して採用すると共にセンターキャップにウエイトを設け、最低音域までリニアな特性を実現しています。
エンクロージャーは椿の無垢材にヨーロピアンチェリーの突板仕上げが施されています。
ウーファードライブ用に出力60Wのパワーアンプを内蔵しています。
また、単体のサブウーファーとしても使用できるRCAピン入力端子を搭載しています。
機種の定格
型式 | 2.1chスピーカーシステム |
<メインスピーカー部> | |
方式 | 1ウェイ・1スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型・防磁設計(JEITA) |
使用ユニット | 全帯域用:9.5x1cmDD型 |
再生周波数帯域 | 230Hz~50kHz |
定格インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 80dB/W/m |
定格入力 | 12.5W(JIS) |
最大入力 | 50W(JIS、保護回路搭載) |
外形寸法 | 幅125x高さ331x奥行123mm |
重量 | 0.85kg(1本) |
<サブウーファー部> | |
方式 | アンプ内蔵・1ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・フロア型・防磁設計(JEITA) |
ユニット | 低域用:17cmコーン型 |
再生周波数帯域 | 30Hz~230Hz |
入力インピーダンス | Low-Level:50kΩ High-Level:6Ω(SX-DD3接続時) |
入力端子 | Low-Level:L(mono)/R RCA pin High-Level:L/Rスピーカーターミナル |
出力端子 | L/Rスピーカーターミナル |
内蔵アンプ実用最大出力 | 60W(4Ω、100Hz、10%歪率時) |
消費電力 | 39W |
外形寸法 | 幅264x高さ372x奥行340mm |
重量 | 9.9kg |
<総合> | |
付属 | スピーカーコード(3m)x4 |