VICTOR TD-W60
¥59,800(1986年頃)
解説
豊富な機能を搭載したダブルリバースカセットデッキ。
再生オートリバースのAメカ、録音・再生オートリバースのBメカの両方にサイレントメカニズムを採用しています。
また、カセットの振動を抑えるためハーフシェルスタビライザーを装備しています。
ヘッドには高硬度メタパームヘッドを採用しています。
マイクミキシング機能を搭載しており、ライン入力とのミキシング録音や、Aメカの再生音とマイクミキシングされた音を出力するミキシング再生、Aメカの再生音にマイクからの入力をミキシングしてBメカに録音するミキシングダビングなどが行えます。
Aメカには約10%のピッチコントロールを搭載しています。
オートテープセレクターを搭載しています。
さらに、テープ毎に異なる録音バイアスや録音感度レベルをそれぞれのテープに合わせるコンピュキャリブレーションを搭載しています。さらに、一度設定した設定値はテープのタイプ(ノーマル/ハイポジション/メタル)ごとにメモリーできます。
ビクターのCDプレイヤーとシンクロ録音が可能なコンピュリンク端子を搭載しています。
さらに、ビクターのCDプレイヤーXL-V313との接続の際は録音レベルをCDのピークレベルに合わせて自動設定するDDRP(デジタライズド・ダイレクト・レコーディング・プロセッサー)を搭載しています。
タイマー録音/再生用のタイマースイッチを搭載しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーB/C NRを搭載しています。
ドルビーHX-PROを搭載しています。
シンクロダビングやハイスピードダビング、99曲までのマルチミュージックスキャンを搭載しています。
オートRECミュートを搭載しています。
ボリューム付ヘッドホン端子を搭載しています。
大型FLメーターとダブル電子カウンターを搭載しています。
AメカとBメカそれぞれの操作キーを搭載したワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | ダブルクイックリバースカセットデッキ |
ヘッド | Aメカ:再生メタパーム Bメカ:録再メタパーム/消去2ギャップフェライトコンビネーション |
モーター(デッキA・B用) | キャプスタン・リール用:電子制御DCモーターx1 FF/REW用:DCモーターx1 メカニズム駆動用:DCモーターx1 |
テープ速度 | 定速時:4.8cm/s 倍速時:9.5cm/s |
ワウフラッター | 0.08%WRMS ±0.15%W.Peak(EIAJ) |
早巻き時間 | 約95秒(C-60) |
周波数特性(-20dB録音、EIAJ) | メタル:30Hz~16kHz ±3dB クローム:30Hz~16kHz ±3dB ノーマル:30Hz~15kHz ±3dB |
周波数範囲(-20dB録音、EIAJ) | メタル:20Hz~18kHz クローム:20Hz~18kHz ノーマル:20Hz~17kHz |
SN比 | 54dB(EIAJ、メタルテープ) 58dB(WTD、1kHz、3%3次高調波歪率、メタルテープ) Dolby B NR on時:1kHzで5dB、5kHz以上で10dB向上 Dolby C NR on時:500Hzで約15dB、1kHz~10kHzで最大20dB向上 MOL改善効果10kHzで4dB向上 |
歪率 | 0.5%(1kHz、0VU、3次高調波歪率、メタルテープ) |
チャンネルセパレーション(EIAJ) | 40dB(1kHz) |
クロストーク(EIAJ) | 55dB(250Hz) |
入力端子 | Line(2系統):80mV/50kΩ |
出力端子 | Line(2系統):0.3V/5kΩ Headphone:0.3mW/8Ω(適合インピーダンス8Ω~1kΩ) |
シンクロ端子 | φ3.5ミニ(x2):ビクター製CDプレイヤーとシンクロ録音可能 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 20W |
最大外形寸法 | 幅435x高さ112x奥行273mm(脚、ツマミ含む) |
重量 | 約4.8kg |