VICTOR SRP-B40
¥49,800(1968年6月発売)
解説
アイソレート・ベルトドライブ方式を採用したレコードプレイヤー。
アイソレートベルトドライブ方式では、モーターの回転をベルトによりターンテーブルに伝える一般的なベルトドライブ方式に加え、アウターローターモーターをアルミダイキャスト製のアイソレーションボードに取り付ける事で、振動の伝達を防ぎS/Nを改善しています。
モーターにはヒステリシス・シンクロナス型アウターローターモーターを採用し、ベルトにはポリウレタンベルトを使用しています。また、ターンテーブルには31cmアルミダイキャスト製を採用しています。
トーンアーム部にはダブル・クラッチのインサイドフォースキャンセラーを搭載しています。
さらに、針圧印加方式はダイナミック・バランス型を採用しており、ラテラルバランサーも搭載しています。
カートリッジにはIM型カートリッジを採用しています。
新開発の0.8g軽針圧オート機構を採用しています。
キャビネットはウォールナットの艶消し仕上げとなっています。
機種の定格
型式 | レコードプレイヤー |
<ターンテーブル部> | |
ターンテーブル | 31cmアルミダイキャスト製、2.5kg |
モーター | ヒステリシス・シンクロナス4極アウターローターモーター |
ワウフラッター | 0.06%以下 |
S/N | 65dB以上 |
駆動方式 | アイソレートベルトドライブ方式 |
回転数 | 2スピード(33、45回転) |
<トーンアーム部> | |
トーンアーム | ユニバーサル、ダイナミック、ラテラルバランス付き |
軸受け | ボールベアリング |
インサイドフォースキャンセラー | ダブル・クラッチ |
針圧調整 | 0~5g(メインウェイト調整) |
<カートリッジ部> | |
発電方式 | IM |
出力 | 4mV |
周波数特性 | 10Hz~25kHz ±0.5dB |
クロストーク | 30dB以上 |
使用針 | 0.6milダイヤ針(DT-25H) |
コンプライアンス | 33x10-6cm/dyne |
<総合> | |
付属機構 | オートリターン オートカット |
外形寸法 | 幅503x高さ198x奥行399mm |
重量 | 9.8kg |