VICTOR KD-668IIS
¥72,800(1975年頃)
解説
ANRS(アンルス)を搭載したカセットデッキ。
ノイズリダクションシステムとして、ビクター独自のANRS(Automatic Noise Reduction
System)を搭載しています。
ANRSでは、大音量の録音時には動作せず、小音量時にだけ一定の率でレベルを引き上げて録音を行っています。そして、再生時に録音時と逆の働きによってソースの音を元の音に戻しています。これにより、テープヒスなどのノイズ成分を最大10dB低減しています。
また、ドルビーBテープにも対応しています。
リール台駆動とキャプスタン駆動のベルトを独立したIDメカニズムを採用しており、低ワウ・フラッターを実現しています。
2段直結CR型イコライザー回路を採用しています。
バイアスとイコライザーが独立した3段切換式テープセレクターを搭載しています。
また、クロームイコライザーには新時定数を採用しています。
録再ヘッドにはフェライト材を用いたスーパークロニオス録再ヘッドを採用しています。
ピークレベルインジケーターを搭載しています。
メモリーカウンターを搭載しています。
光電式フルオートストップ機構を搭載しています。
着脱式のヘッドカバーとカセットホルダーを採用しており、メンテナンス性が向上しています。
入出力が独立したリニアスライドボリュームを搭載しています。
大型VUメーターを搭載しています。
ラインとマイクのインプットセレクターを搭載しています。
別売でダストカバーがありました。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
モーター | ACヒステリシスシンクロナスモーター |
周波数特性 | 30Hz~19kHz(クロームテープ) |
SN比 | 57dB(JIS) 52dB(ピークレベル) ANRS on:1kHzで5dB、5kHz以上で10dB改善 |
ワウ・フラッター | 0.07%(WRMS) |
外形寸法 | 幅405x高さ140x奥行280mm |
重量 | 6.2kg |
別売 | ダストカバー UN-66(¥2,000) |