VICTOR KD-65SA
¥75,800(1978年頃)
解説
X-cutSAヘッドを採用しています。
録再ヘッドにはXカットSA(センアロイ)ヘッドを採用しています。
XカットSAヘッドでは、テープ摺動面のセンダストチップを特殊形状に加工してパーマロイ積層コアに高温接着することで、高域周波数特性の良さを変えることなく、低域特性のうねり(コンター)を大幅に改良しています。
消去ヘッドにはダブルギャップフェライトヘッドを採用しています。
スペクトロ・ピークインジケーターを搭載しており、全周波数帯域にわたり歪が少なくダイナミックレンジの広い録音ができます。
5段階の録音イコライザーによって高域周波数特性の補正が可能です。
独自のノイズリダクションシステムであるANRSとスーパーANRSを搭載しています。
スーパーANRSは、ローレベル時の高域雑音低減機能を持つANRSにハイレベル時の高域クリッピング・レベルを高める機能を追加したもので、録再ダイナミックレンジを拡大しています。
Mic、DIN、Lineの入力3段切換を搭載しています。
ギアオイルダンプ・カセットドアを採用しています。
別売でBTSラックハンドルがありました。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
周波数特性 | 10Hz~18kHz(VX/クローム) 10Hz~17kHz(SF/ノーマル) |
SN比 | ANRS off:58dB(WTD、VXテープ、3%THD) ANRS on:1kHzで5dB、5kHz以上で10dB改善 |
ワウ・フラッター | 0.05%(WRMS) |
外形寸法 | 幅450x高さ158x奥行335mm 幅480x高さ158x奥行337mm(ラックハンドル装着時) |
重量 | 8.1kg |
別売 | BTSラックハンドル BH-W150(¥4,000) |