VICTOR TT-81
¥65,000(1981年頃)
解説
TT-101の技術を継承して開発されたターンテーブル。
デジタルスピードカウンターをクォーツ電源ストロボに変更するなど、周辺機構の整理によって低価格化を実現しています。
高精度な全周積分検出FGサーボのクォーツロックを採用しています。
また、TT-101と同様な1Hzステップのピッチコントロールを搭載しており、±6Hzのピッチ調整が可能です。
駆動モーターには12極24スロットのハイトルクブラシレスDCモーターを採用しています。
また、このモーターを制御する基本サーボ系にはTT-101と同様に±両方向サーボシステムを採用しており、モーターの駆動電流を切って減速する方式に比べて優れた定速性が得られています。
電子ブレーキシステムを搭載しており、ストップボタンを押すと瞬間的にモーターの駆動回路へ逆電流が流れ、逆回転力によって素早く回転を止めます。
機種の定格
型式 | ターンテーブル |
駆動方式 | FG検出クォーツロック・DCサーボ・ダイレクトドライブ |
ワウフラッター | 0.025%(WRMS) 0.01%(回転部) |
SN比 | 73dB(DIN-B) |
起動特性 | 1sec.以内(1/3回転、33・1/3rpm時) |
クイックストップ特性 | 1sec.以内(33・1/3rpm時) |
オーバーシュート | 2%以内 |
負荷特性 | 0%(針圧120g) |
ドリフト | 0.0001%/h 0.00003%/℃ |
回転数偏差 | 0.002%以内 |
取付孔寸法 | 直径281mm正円形 |
外形寸法 | 幅358x高さ150x奥行358mm |
重量 | 8.0kg |