オーディオの足跡

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TT-801の画像
 解説 

無共振・無振動の究極を追求したターンテーブルユニット。

別売のターボディスクスタビライザーユニットTS-1を組み合わせることでターボディスクスタビライザーシステムを使用できます。
TT-801ではセンタースピンドルの内部をエア通路とすることに成功しており、ターンテーブルマットの8箇所の吸気孔から吸い込まれた空気は、ターンテーブル上のスリットとセンタースピンドルの中を通ってユニットの外部へ導かれます。そして、長さ2mの吸引パイプを介して連結されたTS-1から排気される構造となっています。このTS-1はレコードの回転中は動作し続け常に一定の吸引力が働くため、レコードの振動状態が変化することもなく安定した再生音が得られます。この常時吸引方式は、レコード原盤のカッティングレースで使用されているスタビライザー方式と同原理となっています。また、TS-1の動作は全てTT-801側でコントロールされるため、ON-OFF操作などのために設置場所が制限される心配がありません。
ターボディスクスタビライザー方式をONにすると中低域で発生していた振動が抑えられ、最大20dB以上の振動抑圧効果が得られます。また、スタビライザーの吸着力とレコードの振動特性の関係を測定し、十分な振動抑制効果が得られるようTS-1の排気力は4kg相当(70mmAq)の吸着力を満たすように設定されています。

駆動モーターには、コッキングの無いコアレス構造を採用した新開発の低振動DCモーターを搭載しており、2.5kg-cmのトルクを実現しています。また、クォーツロックの安定度を従来の30倍に高めたダブルサーボクォーツ回路とシンセサイザー方式の採用しており、0.1%ステップ±9.9%までの精密なピッコントロールが可能です。
また、瞬時に標準スピードに戻せるリセットスイッチを搭載しています。

ターンテーブルは異種金属複合構造となっており、ダイキャストアルミの本体に2重の亜鉛リングが付加された構造となっています。これにより400kg-cm2の大慣性質量を実現しており、つりがね現象などの不要共振も排除されています。

回転精度の高い両方向サーボを用いた電子ブレーキクイックストップ機構を採用しています。

スピードおよびクォーツロックインジケーターには電子表示管デジトロンを採用しています。

機種の定格
型式 ターンテーブル
駆動方式 FG検出クォーツロック・コアレスDCサーボダイレクトドライブ
ワウフラッター 0.01%(WRMS、回転部)
0.02%(WRMS)
SN比 80dB(DIN-B)
起動特性 1.0sec.以内(33・1/3rpm時)
クイックストップ特性 1.0sec.以内(33・1/3rpm時)
負荷特性 0%(針圧200g)
ドリフト 0.0001%/h
0.00003%/℃
回転数偏差 0.002%以内
取付孔寸法 直径281mm正円形
外形寸法 幅356x高さ137x奥行356mm
重量 8.5kg
別売 ターボディスクスタビライザーユニット TS-1(¥50,000)
キャビネット CL-P10(¥75,000)
キャビネット CL-P1D(¥23,800)
キャビネット CL-P2D(¥39,800)
キャビネット CL-P3D(¥52,000)