VICTOR SEA-7070
¥135,000(1977年発売)
解説
ラボラトリー7070シリーズのグラフィックイコライザー。
左右独立した10素子のメインコントローラーでは、1素子ごとに±1/3オクターブの中心周波数切換えが可能です。
さらに、1メインコントローラーの素子間を縫ってステップする11ポイントのアディショナルコントローラーを搭載しており、片チャンネル649,539通りの中心周波数を選ぶことができます。
変化量を±12dBと±6dBの2段階に切換えることができます。±6dBポジションでは、スライドボリュームの1クリックが1dB相当になります。
テープ回路を2系統搭載しており、デッキを常時2台接続してフロントパネルのスイッチ切換えだけで全てのモードを処理することでき、SEA録音/再生、SEAダビング、2系統同時SEA録音などが可能です。
また、マスターレベルコントロールと3段切換入力アッテネーターでゲインを変えることもできます。
SEA共振回路には、誘導ノイズや磁気歪の原因になりやすいコイルを全廃した半導体インダクター回路を採用しています。
別売でラックハンドルがありました。
機種の定格
型式 | グラフィックイコライザー | ||||
SEA中心周波数 |
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SEA可変範囲 | ±12dB、±6dB切換え | ||||
定格出力 | 2Vrms(SEA・FLAT) 最大8V |
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許容入力 | 8V 16V(-6dBアッテネーターon時) 32V(-12dBアッテネーターon時) |
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入力端子 | SEA input:50kΩ Tape play1/2:50kΩ Tape(DIN) play1/2:50kΩ |
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出力端子 | SEA output(Fixed/Variable):330Ω Tape rec 1/2:330Ω Tape(DIN) rec1/2:80kΩ |
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全高調波歪率 | 0.005%以下(20Hz~20kHz、2V出力時) | ||||
混変調歪率 | 0.003%(SEA・FLAT) | ||||
利得 | SEA FLAT:0dB(入力ATT 0dB時) SEA DEFEAT(入出力端子直結):0dB(入力ATT 0dB時) |
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周波数特性 | 20Hz~100kHz +0 -0.2dB(SEA・FLAT) | ||||
SN比 | 106dB以上(IHF-A、入力ショート、2V出力時) | ||||
付属機能 | 2系統テープ回路(録音、再生、ダビング対応) マスターレベルコントロール 3段切換え入力アッテネーター(0、-6dB、-12dB) |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
消費電力 | 27W(電気用品取締法) | ||||
外形寸法 | 幅420x高さ160x奥行344mm | ||||
重量 | 8.6kg | ||||
別売 | ラックハンドル BH-150(¥4,800) |