VICTOR CD4-10
¥47,000(1973年頃)
解説
CD-4レコードを4ch再生するためのディモジュレーター。
CD4-10はCD4-30の上位モデルとして発売された機種で、ノイズキャンセラースイッチの追加やイコライザー回路の強化により、さらなる高音質化が図られています。
4chオート方式を採用しており、レコードがCD-4レコードならCD-4の4ch再生、2chレコードなら通常のステレオ再生に自動的に切換わります。
また、20kHz以上の信号が記録された2chレコードにも対応するため、手動のスイッチによって2ch再生に切替えることができます。
2chダイレクト出力端子を搭載しており、ディモジュレーターのスイッチをダイレクト側にしておくことでイコライザー回路をスルーできます。
NASAの宇宙通信用にも使用されている信頼度の高いPLL ICや、多くのICやFET、半導体素子を採用することで、性能と安定性を高めています。
機種の定格
型式 | CD-4ディスクディモジュレーター | ||||
入力インピーダンス | 100kΩ/50pF | ||||
入力レベル | 1.0mV~5.0mV(1kHz) 1.0mV~7.0mV(30kHz) |
||||
出力インピーダンス | 5kΩ | ||||
出力レベル | 300mV | ||||
イコライザー | PNPトランジスタ3段直結型(2分割型) | ||||
歪率 | 0.06%(2mV、1kHz) | ||||
残留雑音 | 1.5μV | ||||
周波数特性 | 20Hz~16kHz | ||||
ノイズキャンセラー | -8dB(差信号、10kHz) | ||||
セパレーション(1kHz) |
|
||||
使用半導体 | トランジスタ:33個 IC:4個 FET:6個 ダイオード:22個 |
||||
外形寸法 | 幅380x高さ138x奥行335mm | ||||
重量 | 6.0kg |