オーディオの足跡

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JA-S55の画像
 解説 

全段DCアンプ化によるトライDC回路を採用したプリメインアンプ。

イコライザー部は初段にペアFETを用いたDC構成を採用しています。
FETを用いたICL回路によって実際にカートリッジを接続した状態での特性改善を図っています。

トーンアンプ部にはイコライザー同様にFET・ICL入力のDC構成回路を採用しており、トーンディフィート時と殆ど変わらない低歪率化を実現しています。

パワーアンプ部には全段直結DCアンプ構成を採用しています。

電源部にはダイレクトパワーサプライシャーシ構造を採用しており、B級段用電源の整流回路を左右独立で設け、出力段と一体化させています。これにより広帯域にわたる電源インピーダンスの低減と、大電流による磁力線の飛びつきを防ぎ、歪を低減しています。

前面に録再端子を搭載しています。

低歪率マルチコンタクトボリュームを採用しています。

対数圧縮型のパワーメーターを搭載しています。

左右独立検出3大重点保護回路を搭載しています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
回路方式 全段直結完全DCアンプ
実効出力(両ch動作時) 60W+60W(8Ω、20Hz~20kHz、THD0.02%以下)
70W+70W(4Ω、1kHz、THD0.05%)
全高調波歪率 0.02%以下(実効出力時、8Ω、20Hz~20kHz)
0.005%以下(1kHz)
混変調歪率 0.01%以下(実効出力時、8Ω)
周波数特性 5Hz~100kHz +0 -1dB(Aux入力より)
<プリアンプ部>
回路方式 全段DC構成、初段FET差動ICL、A級動作
入力感度/インピーダンス Phono:2.5mV/47kΩ
Tuner、Aux、Tape play:200mV/50kΩ
RIAA偏差 20Hz~20kHz ±0.3dB
Phono最大許容入力 230mV(RMS、1kHz)
周波数特性(Aux) 5Hz~100kHz +0 -1dB
SN比(IHF-Aショートサーキット) Phono:81dB
Aux:105dB
<電源部、その他>
回路方式 A級・B級独立、ダイレクトパワーサプライ方式
定格消費電力(電気用品取締法) 154W
外形寸法 幅420x高さ149x奥行334mm
重量 10.0kg