VICTOR AX-M9000
¥300,000(2001年頃)
解説
DVDオーディオなどのソースに対応するため、一つのシャーシで1チャンネルのみの信号を取り扱うという方式を採用したモノラルインテグレーテッドアンプ。
増幅方式には、純A級動作を効率よく実現するスーパーAの最終段にあった歪を含むドライバー電流を排除するなど、徹底的な見直しを図ったアドバンストスーパーAを採用しています。
電流増幅素子であるトランジスタに最適な音量コントロールを実現するGmボリューム。これにボリューム制御用のデバイスをフルバランス動作で組み合わせることで改良した、アドバンストGmボリュームを搭載しています。
アドバンストGmボリュームにより、必要なだけ増幅された信号電圧を電流に変換してパワーアンプに伝送。しかもカレントモードセレクター回路との組合せで、全信号ブロックの電流伝送を実現し、信号ラインの低ノイズ化を図っています。
さらに独立整流回路からダイレクトに電流を供給するパワーアンプ回路により、2Ωで800Wのダイナミックパワーを実現しています。
マルチチャンネルシステムに発展させた時などに、複数代のAX-M9000を接続し、手元での連動コントロールを可能にするシステムコントローラーRM-RE9000が別売りであります。
1台1台ゲインなどのプリセット(最大8chまで)ができ、高い操作性を実現しています。
機種の定格
型式 | モノラルインテグレーテッドアンプ |
定格出力 | 240W(8Ω、20Hz~20kHz、歪率0.03%) 350W(4Ω、20Hz~20kHz、歪率0.05%) |
S/N比 | 83dB(EIAJ実使用時) |
全高調波歪率 | 0.01%(-3dB定格出力時、20Hz~20kHz、8Ω) |
周波数特性 | 5Hz~200000Hz +0 -3dB |
オーディオ入力 | Line(アンバランス):4系統(RCAピン) Line(バランス): 2系統(XLR) Processor:1系統 |
入力感度 | 200mV/15kΩ 800mV/1kΩ(Input ATT on) |
オーディオ出力(出力レベル) | Processor出力:1系統(200mV/1kΩ) |
HPSF | -3dB(44kHz) |
Presenceコントロール | MODE1:+3dB(50Hz) MODE2:+6dB(70Hz) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 240W |
外形寸法 | 幅435.5x高さ103x奥行405mm |
重量 | 18.4kg |