VICTOR A-F33
¥59,800(1982年頃)
解説
スーパーAとSEAを一体化したプリメインアンプ。
5素子SEAを搭載しており、中心周波数63/250/1k/4k/16kHzの5ポイントで補正ができます。
この回路には半導体インダクター回路を採用しており、コイルを排除することで歪低減を図っています。また、テープモードでは再生、録音、両方向のダビングの全モードに対応しており、再生時以外はマスターボリュームと無関係に使用できます。
SEAコントロールノブはダウンライトによる照明効果によって位置の確認を容易にしています。
SEA回路はディフィートできます。
ディフィート時はシンプルな2アンプ構成となります。
イコライザーアンプ部は入力段にローノイズ・ペアEL-FETを採用し、パワーステージにはスーパーA・ICバイアスサーキットを採用することで基本性能を高めています。
また、電源部にはオーディオ専用ハイデンシティ・キャパシターを採用しています。
ラウドネスを搭載しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
実効出力 | 70W+70W(20Hz~20kHz、8Ω、THD0.007%) |
スイッチング歪 | 0 |
TIM歪 | 0(LPF fc=100kHz) |
周波数特性 | 3Hz~200kHz +0 -3dB(Tuner、Aux、Tape→SPout、8Ω) |
入力感度 | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:200μV/100Ω |
SN比(新IHF) | Phono MM:85dB Phono MC:77dB |
SEA中心周波数 | 63/250/1k/4k/16kHz |
SEA可変範囲 | ±12dB |
外形寸法 | 幅435x高さ117x奥行347mm |
重量 | 7.4kg |