VICTOR SX-DW7
¥135,000(1台、2001年11月発売)
解説
生演奏の感動を具現化することを求めて開発されたサブウーファーシステム。
ユニットには30cmのコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板はSPパルプを主成分としたオーブン製法によって生成されたものを採用しています。この振動板を1,000mTを超える磁気回路と5層構造の特殊ボイスコイルによって駆動しています。
キャビネットは密閉方式を採用しています。
前面バッフルには30mmのMDFを採用し、天地両側に25mm厚のパーティクルボード、後面に25mmのMDFを使い、さらに前面と天地に補強を施した構造としています。
外装はメープル突板の光沢塗装仕上げとしています。
重低音域まで再現しつつ音が重く鈍くなることを解消するため、速度帰還型MFBサーボを搭載しています。
この回路ではボイスコイルに取り付けられたセンサーによって振動板の動きを直接捉えることで音楽信号に強力に追従させています。これによりトランジェントに優れ、音楽ソースにより忠実な低域再生を実現しています。
アンプ部にはDクラスアンプが採用されています。
最新のPower MOS-FETを厳選して採用すると共に、専用設計のPWM Class-D電力増幅回路を構築しており、最大出力600Wを実現しています。
さらに、ローノイズで高効率な新開発のスイッチング電源とMFB速度帰還の働きにより、強制的に振動板をドライブすることに成功しています。
ハイカットフィルターのクロスオーバーを40Hz~120Hzの範囲で連続的にコントロールできるように設計しており、幅広いスピーカーシステムとのマッチングを図っています。
どんな入力信号にも安定した動作を保持するアダプティブコントロール回路を備えています。
機種の定格
方式 | アンプ内蔵・1ウェイ・1スピーカー・密閉方式・フロア型・防磁型(JEITA) |
<アンプ部> | |
実用最大出力 | 600W(JEITA、2Ω) |
<スピーカー部> | |
ユニット | 低域用:30cmコーン型 |
定格インピーダンス | 2Ω |
出力音圧レベル | 88dB/W・m |
<総合> | |
再生周波数帯域 | 16Hz~500Hz |
ハイカットフィルター | 40Hz~120Hz連続可変 |
入力インピーダンス | 22kΩ(Low-Level) 440Ω(High-Level) |
入力端子 | Low-Level:L/R/MONO RCA PIN High-Level:L/Rスピーカーターミナル |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 90W 6W(スタンバイ時) |
外形寸法 | 幅390x高さ390x奥行446.5mm(スピーカーターミナル、サランボード含む) |
重量 | 25.0kg |