VICTOR SX-9
※受注生産品
¥140,000(1台、1973年頃)
¥160,000(1台、1974年頃)
解説
SXシリーズの最高峰として開発されたフロアタイプスピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットにはSXシリーズ共通のクルトミューラー社製KDUコーン紙を採用しており、エアサスペンション方式専用の設計がされています。
中域には7.5cmソフトドーム型スコーカーを搭載し、高域には3cmソフトドーム型トゥイーターを搭載しています。
ネットワーク部のコイルには新開発のケイ素鋼板コアを採用しています。直流抵抗値はスピーカー抵抗値の1/20以下に設計されており、アンプのダンピングが損なわれるのを防いでいます。
高域と中域に定抵抗可変型のレベルコントロールを搭載しています。
エンクロージャーのフロントバッフルとリアバッフルに、ピアノ材としても使用されているカナダ産針葉樹を採用しています。また、内部の吸音材には、1kHz以下の吸音率が従来のグラスウールの2~3倍もあるエステルウールを採用しています。さらに、キャビネットの縦方向と横方向の音の伝播速度を等しくさせるため響棒を使用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・フロア型 |
ユニット | 低域用:30cmコーン型 中域用:7.5cmドーム型 高域用:3cmドーム型 |
インピーダンス | 8Ω |
定格入力 | 40W |
最大入力 | 80W |
出力音圧レベル | 90dB/W/m |
周波数特性 | 25Hz~20kHz |
最低共振周波数 | 27Hz |
クロスオーバー周波数 | 800Hz、2kHz |
レベルコントロール | ミッドレンジ、トゥイーター定抵抗連続可変型 |
外形寸法 | 幅770x高さ690x奥行320mm |
重量 | 35kg |