オーディオの足跡

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U・BROS-30の画像
 解説 

U・BROS-1Kの後継機種として開発されたステレオパワーアンプ。

パワー・チューブに6L6WGC/5881WXTを用いてウルトラリニア接続プッシュプル方式とし、ムラード型でまとめられています。また、パワー・ステージは、安定性の面で優れるセルフ・バイアス方式とし、バイアス回路を単独に設けて信頼性を向上させています。
NFBは、出力トランスの専用3次巻線からオーバーオールで13dB掛けられています。

入力には左右独立でレベルコントローラーが設けられています。

使用真空管は、トップステージのECC83が松下電器産業K.K.特別仕様品、ドライバーステージのECC82がJAN仕様フィリップスECG製、パワー・チューブの6L6WGC/5881WXTがソブテック製が採用されています。6L6WGC/5881WXTは、軍需用として過去に製造されたものを使用しています。

トランス類は上杉研究所とタムラ製作所による共同開発品を採用しています。このトランスは完全密閉型の銅メッキケースに入れられています。

抵抗/コンデンサー類は、松下電子部品による特注品を採用しています。

配線はラグ板方式を採用しており、ベテラン職人による手作業配線となっています。

機種の定格
型式 ステレオパワーアンプ
入力感度 820mV(最大出力)
入力インピーダンス 約100kΩ
定格出力 20W+20W
出力インピーダンス 4Ω、8Ω、16Ω
再生周波数帯域 SACD対応
歪率 0.1%以下
ダンピング・ファクター 約10
残留雑音 0.3mV以下(8Ω負荷)
消費電力 約130W
外形寸法 幅320x高さ200x奥行272mm
重量 約18kg