オーディオの足跡

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LS-X9の画像
 解説 

スーパーウーファーを搭載したトールボーイタイプのスピーカーシステム。

中音域にはメインドライバーユニットとして16cmのクロスダイニーマコーンユニットを採用しています。
このユニットは、水に浮く軽さと内部損失の高さをもつダイニーマ繊維をカーボン繊維と複合して振動版に採用しており、固有音を抑えています。
また、純アルミエッジワイズボイスコイルを採用しています。これは、ワイヤーの断面形状が丸型ではなく、ほぼ長方形の構造をしており、ボイスコイルボビンに巻いた時、ギャップ内の占有率が高く、微細な入力信号にも協力な駆動力を実現しています。
さらに、磁気回路にはアルニコマグネットを採用しており、肉厚の本格ツボ型ヨークで構成しています。

高域には2.5cmのハードドーム型スーパートゥイーターを採用しています。
ダイアフラムには、高硬度、高ヤング率、高熱伝導率などの性質を持つダイヤモンドをチタン表面に形成させたプラズマダイヤモンド振動版を採用しており、その表面硬度をさらに高め、高剛性かと音響特性を向上させたクリスタルプラズマダイヤモンド振動版を採用しています。
また、磁気回路にはツボ型のアルニコマグネットを採用し、さらに開口部での乱反射を抑えるために球面波ホーンバッフルを採用しています。

150Hz以下の低域を再生するため、ツインドライブスーパーウーファーを採用しています。
これは、ヘルムホルツのレゾネーター理論の展開で、小口径ウーファーで大口径ウーファー並みの低域再生を図ったもので、構成はバスエンファシスチャンバーと2つのトレブルアッテネーションチャンバー、2つのバスドライブユニット、ストリームラインポートとなっています。
口径16cmのウーファーユニットが3つのチャンバーを駆動しており、駆動したエンファシスチャンバーは低音を増強し、トレブルアッテネーションチャンバーに付加します。そして不要な高音を減衰し、ストリームラインポートから放射するという構造となっています。

メインドライバー及びスーパートゥイーターと、スーパーウーファーの入力をそれぞれ独立させたバイワイヤリング接続が可能です。このため、逆起電力によるユニット間の干渉を低減し、音質を改善しています。

防磁設計となっているため、テレビの側などに設置も可能です。

エンクロージャー内部は、強力な低音のエネルギーがほかのユニットに悪影響を与えないように、ツインドライブスーパーウーファーを完全に分離した構造となっています。

ブラウンカラーのLS-X9とダークブラウンカラーのLS-X9(D)の2種類がありました。

機種の定格
方式 3ウェイ・4スピーカー・ツインドライブスーパーウーファー方式
・フロア型・防磁設計(EIAJ)
ユニット 超低域用:16cmコーン型x2
主域用:16cmコーン型
超高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 29Hz~45000Hz
最大入力 120W
インピーダンス
クロスオーバー周波数 150Hz、9000Hz
外形寸法 幅228x高さ912x奥行378mm
重量 26.5kg