KENWOOD LS-770A
¥39,800(1台、1986年頃)
解説
LSシリーズ独自の様々なテクノロジーを敬称した小型スピーカーシステム。
低域にはダブルボイスコイル技術を投入した22cmコーン型ウーファーを採用しています。
ダブルボイスコイルは、長いボイスコイルボビンに2段のボイスコイルを装着し、2つのマグネットで強力にドライブする方式で、このダブルボイスコイル方式により、37mmボイスコイルが75mmの大口径ボイスコイルに匹敵するエネルギーをマグネットから取り出すことが出来るようになっており、低域の再生限界を伸ばしています。
さらに、ダブルボイスコイルの2段のマグネットを逆極性で着磁しており、2段のボイスコイルは信号電流の向きが逆になるように結線されています。このため、電磁ブレーキがかかり、ハイパワーでドライブしてもブレークダウンする事無く再生できます。
また、ニューHRカーボン振動版やクラスAサスペンションを採用しています。
中域には7.5cmのセミドーム型スコーカーを採用しており、反磁界マグネットによって防磁効果を得ています。
高域にはイオンプレーティングチタン振動版を採用した2.5cmハードドーム型トゥイーターを採用しています。
また、エッジには新開発のプッシュプル・タンジェンシャルエッジを採用しており、小信号でリニアリティのいいタンジェンシャルエッジの弱点(PULL方向に対する復元力の弱さ)を改善し、リニアリティを向上しています。
アコースティック・レベルコントロールを搭載しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁型 |
ユニット | 低域用:22cmコーン型 中域用:7.5cmセミドーム型 高域用:2.5cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 33Hz~40kHz |
最大入力 | 150W(EIAJ) |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 92dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 900Hz、4kHz |
外形寸法 | 幅280x高さ510x奥行261mm |
重量 | 11.5kg |