オーディオの足跡

ハイレゾ音源配信 e-onkyo music

LS-3000の画像
 解説 

パッシブラジエーター方式を採用したLS-5000より一回り小型のブックシェルフ型スピーカーシステム。

エンクロージャーにはパッシブラジエーター方式を採用しています。この方式では、ウーファーによって引き起こされる内部の音圧変化を利用してパッシブラジエーターを駆動することで、低音域の能率を大幅に改善されています。
LS-3000ではパッシブラジエーターには20cmコーン型パッシブラジエーターを搭載しています。このユニットはウーファーと音質や振動の同期をとるためコーン紙やエッジにウーファーと同じものを採用し、低域の質感を向上させています。また、コーン紙の基部に13gのウェイトを採用することで音圧レベルの高い低音域を実現しています。

低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットにはLSシリーズで開発された音の明るいCFコーンを採用しており、さらに音のキレを向上するためにNUKP(未ざらしパルプ)が配合されています。
また、ダブルチャンバー方式を採用しており、ウーファーのボイスコイルに接着したチャンバーとコーン紙に取付けられたチャンバーの2重構造となっています。ボイスコイルに直結した口径の小さな紙製チャンバーはウーファーの高域を十分に伸ばしており、さらにコーン紙上の布製チャンバーは高域まで延びてきた音圧を滑らかに落とし、トゥイーターにつなげています。
エッジ部には非対称S字型エッジを採用しており、上下の振幅が大きくとれることでコーン紙が自由に運動できるようにしています。また、磁気回路には大型のものを採用することでダンピングの効いた低音と能率の良い中高域を実現しています。

高域にはボイスコイル径2.54cmのソフトドーム型トゥイーターを搭載しています。
このユニットの振動板には温度や湿度に強いテトロンを採用しています。また、イコライザーと振動板の間にドーナツ状のミクロングラスウールを挿入するとともに振動板中心部の吸音材をカットして音の明るさを強調しています。
さらに、LS-700と同クラスの大型マグネットを使用することで歯切れの良い高域を実現してます。

フロントバッフルには中高域の明るさを重視してランバーコア材を採用しています。この板材は芯材にムク材を使用し、表と裏に単板を貼りあわせることで明るくヌケの良い響きを持たせています。
さらに、大型システム並みに重々しい低音を出すため、フレキシブルボードのベーススタビライザーをエンクロージャーの天地に採用しており、ウーファーの振動による反作用をシャットアウトして低音の響きを得ています。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・パッシブラジエーター方式
・ブックシェルフ型
ユニット 低域用:20cmコーン型
高域用:ドーム型(ボイスコイル径2.54cm)
パッシブラジエーター:20cmコーン型
再生周波数帯域 40Hz〜20kHz
最大入力 40W
インピーダンス
出力音圧レベル 91dB/W/m
クロスオーバー周波数 4kHz
外形寸法 幅257×高さ572×奥行243mm
重量 10kg