TRIO KP-3021
¥29,900(1972年頃)
解説
レコード演奏の気泡動作を自動的に行うエレクトリカル・オートマチック・プレイヤー。
ターンテーブルのドライブには、起動トルクが大きく、回転ムラの少ない4極アウターローター型ヒステリシス・シンクロナスモーターを、アームのドライブには24極シンクロナス型超低速モーターを採用して、側圧や歪などアームやカートリッジへの影響を排除しています。
トーンアームにはスタティックバランス型のS字型パイプアームを採用しています。
ラテラルバランス調整ウェイトを搭載そており、シェルにはEIA規格のプラグイン方式となっており、市販のシェルに対応しています。
針先やレコード盤に離着する時のショックノイズを、ミューティングスイッチによって押さえています。
オートプレイ機能を搭載しており、プレイスイッチを押すだけで自動的にターンテーブルが回転し、レコード盤に針が降ります。
また、演奏の終了と同時にアームがレストに戻り電源が切れるオートリターンや、演奏を途中で中止させれるオートカットスイッチを搭載しています。
さらに、スライド式のリピートスイッチを搭載しており、オートリピートが可能です。
オート機構が動作している際、手が当たったりしても無理な力がメカニズムに加わらないように、安全機構を搭載しています。
レバーをマニュアルにセットすれば、マニュアル操作も可能です。
機種の定格
型式 | エレクトリカル・オートマチック・プレイヤー |
駆動方式 | ベルトドライブ |
モーター | ターンテーブル駆動:4極アウターローター型ヒステリシス・シンクロナスモーター アーム作動:24極シンクロナス型モーター |
ターンテーブル | 30cm、1.1kg、アルミ合金ダイキャスト製 |
回転数 | 33・1/3、45rpm |
ワウ・フラッター | 0.08%以下 |
SN比 | 45dB以上 |
トーンアーム | スタティックバランスS字型パイプアーム 4端子EIA規格プラグイン方式、ラテラルバランス調整ウェイト付 |
トラッキングエラー | ±1.5゜以内 |
カートリッジ | MM型(0.7milダイヤ針) |
交換針 | N-34 |
適正針圧 | 3g±0.5g |
針圧調整範囲 | 0g~4g |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
インピーダンス | 5kΩ(1kHz) |
出力バランス | ±1dB以内 |
出力電圧 | 5mV(1kHz、5cm/sec) |
チャンネルセパレーション | 25dB以上 |
付属機構 | 電動式オートリードイン オートリピート オートカット オートリターン レコードサイズセレクター 完全マニュアル装置 ハウリング防止用ゴム脚 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 60Hz:14W 50Hz:16.5W |
外形寸法 | 幅460x高さ175x奥行410mm |
重量 | 7.7kg |