TRIO W-46/W-46K
W-46:¥28,700(1966年頃?)
W-46K:¥21,700(1966年頃?)
解説
家庭用高級機として、また喫茶店や会社等での演奏用として開発されたプリメインアンプ。
W-46をキット化したモデルとしてW-46Kも販売されていました。
長時間の連続使用によるほう熱問題を充分に考慮し、7189Aの高gm管を使用しながら、控えめな出力でまとめています。
テープレコーダーの録音端子を操作パネルに設けてあります。
また、Tape Headからのダイレクト再生端子(NAR TB イコライザー)やDIN規格録再端子コネクター、テープモニタースイッチと端子の付属、テープモニター機構などの付属回路を搭載しています。
イコライザーアンプ部をプリント配線化する事で、部品間の接触や部品の移動などで発生する雑音誘導ハム、その他トラブルをなくしています。
モノ信号を出力することが可能です。
ステレオヘッドホン端子や、左右チャンネルを独立して調整できるマサツ式つまみのトーンコントロール、レコード・プレイヤー用ボディアースのための独立したネジ端子などの部品を搭載しています。
W-46Kは、調整個所ゼロで、簡単に組みあげられるプリメインアンプキットとなっています。イコライザーアンプ部は完全直流点火で、完全プリント配線かされているため、部品配置のズレや、配線の曲がり具合等の微妙な要素から起きる誘導ハムの発生がありません。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
ミュージックパワー | 18W/18W(歪1%) |
実効出力 | 20W+20W(歪1%) |
利得(出力18Wに要する1kHz入力) | MAG:1.3mV Tape HD:1.3mV Aux、Tuner、Tape Play:180mV |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.5dB以内 |
トーンコントロール | ±10dB(50Hz) ±10dB(10kHz) |
ラウドネスコントロール(Volume -30dB) | 100Hz:+9dB 10kHz:+6dB |
イコライザー | MAG:RIAA Tape HD:NARTB |
出力インピーダンス | 8Ω、16Ω |
残留雑音 | 1.5mV(音量調整最小、8Ω負荷) |
SN比(音量製最大、トーンコントロールフラット、 出力18W/18W時) |
MAG:57dB Tape HD:55dB Aux、Tuner、Tape Play:75dB |
入出力端子 | Tape HD、Mag、Aux、Tuner、Tape play、Tape rec、録再コネクター |
付属回路 | テープモニター 録再コネクター ステレオヘッドホンジャック ラウドネスコントロール フロントパネル録音ジャック モノジャック |
使用真空管、ダイオード | 真空管9本 7189A:4 12AX7:5 ダイオード2個 FRIK:2 |
電源 | AC100V/117V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 130W |
外形寸法 | 幅380x高さ150x奥行300mm |
重量 | 11.2kg |