TRIO KR-5340
¥99,800(1973年頃)
解説
メインアンプを4台搭載し、左右にそれぞれ2台ずつBTL接続することが可能な高級レシーバー。
FMMPX部にはトリオ独自のダブルスイッチング・デモジュレーター方式を採用し、50Hz~8kHzの広帯域にわたりセパレーションを大幅に改善しています。
さらに、当時放送開始が予測されていたFMディスクリート放送に備えて、FM DET端子も搭載しています。
SQデコーダー・RM回路を内蔵しており、リア用のスピーカー2本を追加することで、4chシステムを組む事も可能です(CD-4再生には、CD-4デモジュレーター、CD-4用カートリッジが必要です)。
機種の定格
型式 | AM/FMステレオレシーバー | ||||
<FMチューナー部> | |||||
受信周波数 | 76MHz~90MHz | ||||
アンテナインピーダンス | 300Ω平衡型/75Ω不平衡型 | ||||
感度 | 2.0μV | ||||
クワイティングスロープ | 48dB(5μV) 60dB(10μV) 63dB(50μV) |
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歪率(400Hz、100%変調) | mono:0.5%以下 stereo:0.8%以下 |
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SN比(100%変調、100μV入力) | 63dB以上 | ||||
キャプチャーレシオ | 3.0dB(IHF) | ||||
選択度 | 50dB以上(IHF) | ||||
イメージ比 | 60dB以上 | ||||
IF妨害比 | 90dB以上 | ||||
AM抑圧比 | 60dB以上 | ||||
高調波スプリアス比 | 90dB以上 | ||||
セパレーション(1kHz) | 40dB以上 | ||||
帯域セパレーション(50Hz~8kHz) | 28dB以上 | ||||
サブキャリア抑圧比 | 45dB以上 | ||||
<AMチューナー部> | |||||
受信周波数 | 520kHz~1,610kHz | ||||
感度 | 25μV(IHF) | ||||
選択度 | 30dB以上(IHF) | ||||
イメージ比 | 45dB | ||||
IF妨害比 | 35dB以上 | ||||
<アンプ部> | |||||
ミュージックパワー(IHF) | 2ch動作:96W(8Ω) 4ch動作:80W(8Ω) |
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実効出力 |
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全高調波歪率(定格出力時、8Ω) | 0.8%以下 0.3%以下(-3dB) |
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混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1、定格出力時、8Ω) | 0.8%以下 0.3%以下(-3dB) |
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ダンピングファクター | 20(4ch動作、1kHz、8Ω) | ||||
残留雑音(4ch動作) | 1mV以下 | ||||
入力感度/インピーダンス | Phono:2.5mV/50kΩ AUX、Tape Play(PIN):150mV/50kΩ |
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録音レベル/インピーダンス | Tape Rec(PIN):150mV/100Ω Tape Rec(DIN):40mV |
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最大入力電圧 | 100mV RMS 1kHz | ||||
SN比 | Phono:60dB AUX、Tape Play:75dB |
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周波数特性(AUX、Tape Play) | 20Hz~20kHz ±1dB | ||||
イコライザー(RIAA標準カーブに対して) | ±1dB | ||||
トーンコントロール | Bass:100Hz、±10dB Treble:10kHz、±10dB |
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ラウドネスコントロール(-30dB) | 100Hz:+10dB 10kHz:+5dB |
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<総合> | |||||
電源電圧 | AC100V/117V、50Hz/60Hz | ||||
消費電力 | 115W(電気用品取締法) | ||||
外形寸法 | 幅500x高さ153x奥行360mm | ||||
重量 | 14.5kg |