オーディオの足跡

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KA-969の画像
 解説 

システムコンポーネントHDシリーズのプリメインアンプ。

D/Aコンバーターを内蔵しており、パワーアンプ直前でD/A変換を行う事で音質劣化を抑えています。
D/Aコンバーターには左右独立のラダーネットワーク型を搭載しています。この方式では構成上でグリッジの発生が無く、従来不可欠とされていたでグリッチャー回路による音質劣化がありません。また、左右独立構成としたことで左右の位相差ゼロで変換する事ができ、高いチャンネルセパレーションを得ています。
ローパスフィルターには7次バターワースフィルターを採用しており、信号経路に能動素子を持たないFDNR構成とする事でS/N比を改善しています。

デジタル入力にはDINコネクターを採用しています。
周波数の高い信号にはそれぞれシールド線を使用し、さらに全ての信号線のまわりをシールドした二重シールド構造を採用しており、他機器への影響を防いだ設計となっています。

パワーアンプ部にはVIG・DLD回路を搭載しています。
VIG回路は増幅回路と電源の間に設けられた回路で、アンプ側から見るとインピーダンスが低く、電源側から見るとインピーダンスが高く設計されています。これにより電源からの直流エネルギーだけを通してノイズを通しにくくし、電源のリップルや信号成分、混変調歪成分を排除しています。

レックアウトセレクターを採用しており、Tape AとBを独立し、別々のソースをそれぞれ同時に録音できるIDRSを実現しています。

電子切換方式のインプットセレクターを採用しており、高ダイナミックレンジ、低歪を実現しています。

スーパーバス回路を搭載しており、超低域だけを6dB/octでブーストできます。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
定格出力 110W+110W(6Ω、20Hz~20kHz、0.007%)
実用最大出力 170W+170W(6Ω、EIAJ)
全高調波歪率 0.001%(1kHz、CD-Speaker、100W、8Ω)
S/N比(入力ショート) Phono:86dB
CD、Tuner、Aux、Tape play:100dB
トーンコントロール Super Bass:+5dB(30Hz)
Bass:±10dB(100Hz)
Treble:±10dB(10kHz)
<D/Aコンバーター部>
デジタル接続 8ピンタイプ
チャンネルセパレーション 90dB以上(EIAJ)
<総合>
定格消費電力 250W
最大外形寸法 幅340x高さ129x奥行370mm
重量 8.8kg