オーディオの足跡

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KA-6000の画像
 解説 

当時のトリオのソリッド・ステート技術を駆使し、低歪化を目指して開発されたプリメインアンプ。

プリアンプ部には直結三段増幅回路を採用しています。
直結増幅はCR結合増幅のような低域のロスがなく、増幅度も充分とれるため多量のNFがかけられ、大きなダイナミックレンジを得ることができます。
また、一台ごとにRIAA、NABカーブに合わせて調整されており、正確なカーブを実現しています。

MCカートリッジがダイレクトに使用できるように、ヘッドアンプを搭載しています。

電源回路のレギュレーション(電圧変動率)を重視し、トランスを改善すると共に平滑回路のコンデンサーに大容量のものを使用して安定した低歪特性を得ています。

保護回路として、自動復帰型純電子式プロテクションサーキットを搭載しています。

プリアンプ部とメインアンプ部をそれぞれ独立して使用することができます。

トーンコントロールはBass/Trebleそれぞれ1ステップ2dBずつの変化が行えます。
また、Tone Offにすることで、コントロールフラットの状態おけるわずかなうねりをも取り除き完全にフラットな周波数特性を得ることが出来ます。さらに、Bass/Trebleのどちらか一方だけを働かせ、片方を完全フラットの状態にすることも可能です。

ローフィルターとハイフィルター、ミューティング回路を搭載しています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
定格出力(歪0.5%) 70W/70W(8Ω)
ミュージックパワー(歪0.5%) 180W(4Ω)
160W(8Ω)
周波数特性 10Hz~60,000Hz ±0.5dB
出力帯域特性(歪0.5%) 5Hz~60,000Hz -3dB
歪率(1kHz、8Ω負荷) 0.1%(50W/50W)
0.05%(20W/20W)
0.1%(300mW/300mW)
混変調歪率(60Hz:70kHz、8Ω負荷) 0.2%(40W/40W)
0.08%(20W/20W)
残留雑音 0.5mV
ダンピングファクター 30(8Ω)
60(16Ω)
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス
Phono1: 50μV/200Ω
500μV/200Ω
2mV/100kΩ
Phono2:2mV/100kΩ
Tape HD:2mV/100kΩ
MIC:2mV/100kΩ
AUX、Tuner、Tape Play:200mV/100kΩ
トーンコントロール Bass:100Hz±10dB
Treble:10kHz±10dB
ラウドネスコントロール +6dB(100Hz)、+2dB(10kHz)
フィルター Lowフィルター:40Hz/80Hz、-12dB/oct
Hihgフィルター:8kHz、-12dB/oct
イコライザー RIAA NAB標準カーブに対して±0.2dB以内
SN比(Volume最大、Tone Flat)
Phono1: 50dB(50μV)
60dB(500μV)
70dB(2mV)
Phono2:70dB
Tape HD:70dB
MIC:70dB
Tuner、AUX、Tape Play:80dB
<総合>
付属回路 オーディオ・ミューティングスイッチ
Pre-Main ジャンパー回路
DIN規格録再コネクター
トーンコントロールディフィートスイッチ
ロー/ハイフィルター
テープモニタースイッチ
2スピーカー切換スイッチ
Phono入力感度切換スイッチ
monoアウトプット
使用半導体 トランジスタ:34個
ダイオード:6個
電源電圧 AC100V/117V、50Hz/60Hz
消費電力 無信号時:18W
最大出力時:200W
外形寸法 幅408x高さ134x奥行280mm
重量 11.5kg