TOKYO SOUND SMC-4
¥12,000(1960年代頃)
解説
SMC-3をBassに諸特性と音質の向上を図ったMCカートリッジ。
振動系には新設計のものを採用しています。
共振体となりやすい針先とカンチレバーとの組合せにおいて、針先をできるだけ小さく、カンチレバーは強度を損なわない範囲で長さを決めることで等価質量を軽減しています。また、厳密な硬度処理を行うことによってカンチレバーに起因する有害な共振を可聴周波数範囲で完全に無視することに成功しています。
マグネット素材には厳選されたものを採用し、磁極片も数種類の材質の中から最も素直な音楽性を持つものを選出して決定しています。
珪素純鉄などチャコール系のものを使用したため、音質は派手すぎず、素直なものとなっています。
機種の定格
型式 | MCカートリッジ |
周波数特性 | 10Hz~25kHz |
出力電圧 | 0.15mV(1kHz、5cm/s) |
チャンネルバランス | ±0.5dB(1kHz) |
チャンネルセパレーション | 27.5dB(1kHz) 20dB(30Hz~1.2kHz) |
電気インピーダンス | 約4Ω(純抵抗性) |
コンプライアンス | 12x10-6cm/dyne |
針先 | 0.55milダイヤ針 |
針圧 | 1g~2.5g |
取付寸法 | JIS、EIA |
自重 | 12g |
針交換 | 修理対応(¥6,000) |