オーディオの足跡

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TD320/TD321の画像
 解説 

プレステージの技術を継承して開発されたプレイヤーシステム。

TD320は3種類のバリエーションがあり、それぞれ異なるアームを搭載していました。また、TD321はTD320のアームレスタイプとなっており、好みのアームを後から追加することができます。
TD320に採用されているTP16mkIVはパイプアーム着脱をやめ、ヘッドを180゜回転させてカートリッジ交換する方式を採用しています。

リファレンスとプレステージに採用された独自の吊り下げ式フローティングサスペンションを採用しています。
この方式はターンテーブルとアーム部、モーターと操作部を独立支持する構造となっており、モーターからの振動が再生系メカニズムに伝わりにくくなっています。さらに共振に強い素材を組合せて使用することであらゆる振動による影響を低減しています。

駆動部にはベルトドライブ方式を採用しています。

ターンテーブル部には2重ターンテーブル構造を採用しています。
メインターンテーブルと同心の駆動用サブターンテーブルを一体化した構造となっており、従来の形状に比べて共振や鳴きに強いだけでなく、ベルトによる駆動効率も高く、ワウフラッター等の特性においても優れています。また、ターンテーブルの重量が増えるため慣性質量も大きくなり、フライホイール効果が高いという特長も備えています。

駆動モーターにはシンクロナスモーターを採用しています。
このモーターはタコジェネレータの発振周波数によってモーター速度そのものをコントロールできるため、従来の速度変換メカニズムが不要となっており、ベルトの動力伝達経路が常に一定に保たれています。

キャビネットにはMDFを採用しています。

ESOS(エレクトロシャットオフ)機構を搭載しています。
このシステムではディスクの最終溝をトレースする際のアームの微妙な速度変化を電子的に感知し、リフターを自動的に作動して演奏を終了します。一般的なオートリフターに比較してアームの負担が小さいという特長を持っています。
また、キューイング中やマニュアル操作中はキャンセルされて作動しません。

機種の定格
型式 レコードプレイヤー
駆動方式 ベルトドライブ方式
モーター 16極シンクロナスモーター(即時始動用スリップクラッチ付き)
回転速度 33・1/3、45rpm(電子式速度選択)
速度制御 2位相ジェネレーター(同期制御用)
ターンテーブル 30cm亜鉛合金製、3.1kg
ワウフラッター 0.035%以下(DIN45507)
電源 最大17V、140mA
消費電力 5W
外形寸法 幅440x高さ170x奥行350mm
重量 11kg