Technics ST-C04
¥37,800(1981年発売)
解説
テクニクスの技術を幅297mmに凝縮したクォーツシンセサイザチューナー。
シンセサイザ部にスワローインカウンタ方式を採用しており、スプリアス妨害が放送帯域内に発生するのを防止しています。
水晶発振周波数と局発周波数を比較修整するリファレンス周波数を可聴域外の25kHzに設定することで、音楽信号への混入を防ぎ、再生音を改善しています。
FM/AM各6局までのプリセットが可能です。
プリセット選局の際、希望局を探し出すのに便利なオートスキャンチューニング機能を搭載しており、同調はup/downの2つの電子キーで行います。
周波数表示には電子式を採用しています。
1Fの大容量ゴールドキャパシタによるメモリーバックアップを採用しており、停電やコンセントを取外し時にも、約1週間プリセットを保持します。
また、放電後も約30分で充電可能です。
AM IF部にラダータイプ4素子狭帯域セラミックフィルタを採用し、高感度・高選択度化を図っています。
アンテナ端子にはウイングアンテナ(SH-F100)をダイレクト接続可能です。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
<FMチューナー部> | |
受信周波数 | 76.1MHz~89.9MHz |
実用感度 | 10.3dBf(0.9μV、IHF'58) |
SN比50dB感度 | mono:17.5dBf(2.0μV、IHF'58) stereo:37.7dBf(21μV、IHF'58) |
歪率 | mono:0.08% stereo:0.1% |
SN比 | mono:78dB |
周波数特性 | 20Hz~15kHz +0.5 -1.5dB |
実効選択度 | 60dB(±400kHz) |
キャプチャーレシオ | 1.0dB |
イメージ妨害比 | 60dB |
IF妨害比 | 95dB |
スプリアス妨害比 | 85dB |
AM抑圧比 | 55dB |
ステレオセパレーション | 50dB(1kHz) 40dB(10kHz) |
リークキャリア | -35dB |
<AMチューナー部> | |
受信周波数 | 522kHz~1611kHz |
感度(SN比20dB) | 30μV、250μV/m |
選択度 | 55dB |
イメージ妨害比(999kHz) | 45dB |
<総合> | |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 7W |
外形寸法 | 幅297x高さ49x奥行232mm |
重量 | 1.8kg |