Technics SB-X15
¥19,800(1台、1981年発売)
解説
小型ブックシェルフの可能性を追求し、高能率化やコンピューターによる設計などの技術を投入したスピーカーシステム。
低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットのコーン部は、主原料のクラフトパルプに従来より繊維の長いものを使用し、最適プレス圧で成型。さらにコーン面上にコルゲーションを配することで、強く内部損失の適切な振動板を実現しています。
また、逆ドーム型センターキャップやモルトプレンエッジを採用し、フラットな周波数特性の実現を図っています。
磁気回路には直径80mm、重量245gの大型フェライトマグネットを採用し、高能率化を図っています。
高域には4.5cmエッジレストゥイーターを搭載しています。
ビスコロイド支持によるエッジレス構造とし、エッジ共振による周波数特性の乱れを解消しています。
また、磁気ギャップ内に磁性流体を充填し、放熱効果を高め、耐入力を向上しています。
ユニット配置にはリニアフェイズ設計がされています。
また、エンクロージャーには高密度パーチクルボードを使用しており、コンピュータ振動解析や三方Z止め等の採用により、精度が高く経年変化に強いエンクロージャーに仕上がっています。
過大入力からスピーカーを保護するサーマルリレーを搭載しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:20cmコーン型 高域用:4.5cmコーン型 |
周波数特性 | 51Hz~20kHz -10dB |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 91dB/W/m |
許容入力 | 50W(DIN) 75W(MUSIC) |
クロスオーバー周波数 | 2kHz |
外形寸法 | 幅252x高さ441x奥行245mm |
重量 | 7.0kg |