オーディオの足跡

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SB-M300の画像
 解説 

DDD(デュアルダイナミックドライブ)方式を採用した3ウェイスピーカーシステム。

低域には14cmコーン型ドドライバーユニット2個と18cm角型パッシブラジエーター2個を搭載しており、DDD方式を構成しています。
DDD方式ではエンクロージャー内部に前後2組ドライバーユニットを配置し、中高域ユニットの後ろと背面にパッシブラジエーターを配置しています。そして、ドライバーから送られる振動を空気を通してパッシブラジエーターに伝えることで25cmウーファーに相当する振動面積を実現しています。これにより、コンピューターシミュレーションによる巧みな設計とあいまって40Hzまで伸びる低域再生能力を実現しています。
また、ユニットを背中合わせに2個配置してその反作用力を構造的に相殺することでスピーカー振動によるエンクロージャーへの影響を低減し、再生音の分解能を向上しています。

中域には14cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
振動板には中域用に開発された複合マイカ振動板を採用しており、優れたレスポンスを獲得しています。

高域には2.5cmドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはピュアマイカ(雲母)ダイアフラムを採用しています。ピュアマイカはチタンやアルミニウムよりも大きな比弾性率と内部損失を備えており、45kHzまでの高域再生を実現しています。

エンクロージャーにはセパレートキャビネット構造を採用しており、中高域用と低域用キャビネットを構造的に分離することで不要振動による相互干渉の発生を抑えています。
また、テーパー形状のバッフルとラウンド形状の胴板には鳴きの少ないMDFを採用しており、キャビネット自体の共振や付帯音による特性の乱れを低減しています。

ネットキャッチ部での音質への影響を考慮して凸型ピンタイプを採用しており、空洞共振や反射による付帯音を低減しています。

極太コードや4mmプラグが接続可能な金メッキスピーカー端子を採用しています。

防磁設計を採用しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・4スピーカー・D.D.D.方式・ブックシェルフ型・防磁設計
使用ユニット 低域用:14cmコーン型x2
中域用:14cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
パッシブラジエーター:18cm平面角型x2
再生周波数帯域 40Hz~45kHz -16dB
47Hz~38kHz -10dB
インピーダンス
出力音圧レベル 85dB/W/m
許容入力 120W(music)
60W(DIN)
クロスオーバー周波数 200Hz、3kHz
外形寸法 幅220x高さ365x奥行335mm(ネット付)
重量 10.5kg
付属 スピーカーコード