オーディオの足跡

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SB-E200の画像
 解説 

SB-10000の技術ノウハウをもとに開発されたEシリーズのスピーカーシステム。

SB-E200はSB-E100とは細部が異なっており、ウーファーにダイカストフレームを採用するとともに外観にリアルウッドによるオイル仕上げが施されています。

低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットには剛性のあるクラフトパルプと内部損失を大きくするリンターを素材にしたシンプルな構成のコーン紙を採用しており、振動系の軽量化を図っています。これにより滑らかな高域特性を獲得し、ミッドレンジとのつながりを改善しています。
また、電磁制御の少ない樹脂フィルムボビンを採用するとともに、通気性の良いハイコンプライアンスダンパーや無方向性ウレタンエッジなどによって機械抵抗を抑えています。ボイスコイルは耐熱仕様となっており、100Wrmsの正弦波に耐える高耐入力設計となっています。
SB-E200のウーファーユニットにはダイカストフレームを採用しており、不要振動を低減しています。

中域にはホーン型ミッドレンジを搭載しています。
ドライバー部には35φ、30μm厚のアルミ軽量ダイアフラムや、磁束密度13,200gaussのマグネットを採用し、トランジェントの良い再生音を得ています。
ホーン部は根元の部分から150゜に広く開口するラジアルホーンを採用しており、アルミダイカスト一体成型となっています。さらに、振動板から生じる球面波を円筒波に変える新開発のシェル型イコライザを採用することで指向特性を大幅に改善しています。
また、ホーンは天然ゴムシートを貼り付けることで十分なデッドニング処理を施し、ホーンの鳴きを抑えています。

高域にはホーン型トゥイーターを搭載しています。
ドライバー部は5HH17がベースとなっており、14φ、50μm厚のメタライズドポリエステルフィルムのダイアフラムや磁束密度12,500gaussのアルニコマグネットを採用しています。
ホーン部にはアルミダイカスト製で150゜開口角のラジアルホーンを一体成型で採用しています。ミッドレンジと同様に天然ゴムシートによるデッドニングが施されています。

ネットワーク部には-12dB/octと誘導m型の組合せによるリニアフェイズネットワークを採用しています。

ホーンの後部に機能集中コントロールタワーを搭載しており、ホーンのマウント機構、クロスオーバーネットワーク、アッテネーター、サーマルリレー保護回路、入力端子、マルチアンプ用端子が1つのシャーシに組み付けられています。
アッテネーターやサーマルリレー保護回路は中域と高域が独立した構造となっています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
また、外観の仕上げにはリアルローズウッドを用いたオイル仕上げが施されています。

別売で2段階の高さ調整が可能な専用スピーカースタンドがありました。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型
使用ユニット 低域用:30cmコーン型
中域用:ホーン型
高域用:ホーン型
再生周波数帯域 37Hz~22kHz -10dB
インピーダンス
出力音圧レベル 94dB/W/m
許容入力 150W(MUSIC)
100W(DIN RMS)
クロスオーバー周波数 1.5kHz、6.5kHz
レベルコントロール 連続可変
内容積 59L
サーマルリレー ミッドレンジ、トゥイーターに使用
外形寸法 幅633x高さ618x奥行441mm(ネット付)
重量 27.5kg(ネット付)
別売 スピーカースタンド SH-S200(¥20,000、2台1組)