Technics SB-500
¥34,800(1台、1971年頃)
解説
ドーム型ユニットを採用したスピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットはエッジに軟質発泡ウレタンを使用しており、凸形の形状とすることでリニアリティを改善したハイコンプライアンス設計となっています。また、磁気回路には140φの大型マグネットを採用しています。
中域には15cmドーム型スコーカーを搭載しています。
このユニットはドームシリーズ(SB-500、SB-700)用に設計されたユニットで、振動板には軽質量で剛性が高い耐蝕アルミ合金を使用しています。
また、高域にはスコーカー同様にアルミ合金ダイアフラムを用いた10cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
中域と高域にはそれぞれアッテネーターを搭載しています。
このアッテネーターはマルチアンプで使用するときにはOFFの状態にし、挿入インピーダンス0の状態で使えるように設計されています。
エンクロージャーは密閉方式を採用しています。また、外観はオセアニアンチーク材を用いたオイルフィニッシュが施されています。
背面の入力端子は切換えスイッチによって2ウェイ/3ウェイのマルチアンプ方式でも使用できます。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:30cmコーン型(EAS-30PL08) 中域用:15cmドーム型(EAS-15KM02S) 高域用:10cmドーム型(EAS-10KH02S) |
再生周波数帯域 | 30Hz~20kHz |
最大許容入力 | 45W |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 94dB/W/m(旧規格:100dB/W/1kHz/50cm) |
クロスオーバー周波数 | 600Hz、5kHz(12dB/oct) |
レベルコントロール | 中域用:+3~0~-3dB(OFFスイッチ搭載) 高域用:+3~0~-3dB(OFFスイッチ搭載) |
外形寸法 | 幅380x高さ660x奥行297mm |
重量 | 19kg |
プリメインアンプ SU-3400、FM/AMチューナー ST-3400、プレイヤー SL-40
テープデッキ RS-732U、スピーカー SB-500