オーディオの足跡

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SV-D900の画像
 解説 

MASH・1ビットDACを採用したDATデッキ。

ゼロクロス歪を原理的に発生させないMASH・1ビット方式をA/D変換部とD/A変換部に採用しています。
録音時は、左右独立構成のMASH・1ビットADCがデジタル変換します。

メカシャーシには一体成型のアルミダイカストを採用しています。また、ロータリヘッドシリンダにはSSB(スリーブド・シャフト・ベアリング)を用いて振動やメカノイズの発生を抑えています。

ヘッドシリンダとキャプスタンの駆動にはDD方式を採用しており、走行安定性を向上させています。
また、120分テープを約27秒で巻き取る400倍速サーチや、ソフトウェア・サーボ制御による1/2~15倍の可変速シャトルサーチなどによって素早いアクセスが可能です。

振動対策として4つの大型インシュレーターを採用するとともに、底部には金属シャーシとTNRCベースを複合して採用し、さらに粘弾性材のインシュレーターでシャーシからデッキメカをフローティングしています。これにより外部からの振動だけでなく、内部のメカニズムやトランスからの振動も低減しています。
さらに、筐体自体の共振を低減するため、天板は厚さ2mmの防振ゴムで固定し、側面はサイドウッドで固定しています。

ライン出力回路とヘッドホン回路にクラスAA方式を採用しています。
また、電源トランスの巻き線には無酸素銅を使用するとともに、相互干渉を抑えるためにオーディオ部とデジタル/メカニズム駆動部、ディスプレイ部の巻線を分離しています。

炭素被膜抵抗や電解コンデンサなどには試聴を通して厳選したパーツを採用しています。

録音済みのテープの頭出し位置や自動飛び越し位置を任意に設定・消去できます。

テープの録音されている最終端を高速でサーチして停止するエンドサーチを搭載しています。

オートプログラムナンバー機能を搭載しており、録音開始後や音が出始める場所、または無音部が約2秒以上続いた後で音が出る場所に自動的に曲番を設定できます。

ミュージック・スキャンやデジタルフェードイン/アウト機能を搭載しています。

マルチモード・テープカウンタを搭載しています。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格
型式 DATデッキ
<信号フォーマット>
テープ記録方式 回転ヘッド方式、DAT
標本化周波数 録音時:48kHz、44.1kHz、32kHz(デジタル入力自動切り換え)
再生時:48kHz、44.1kHz、32kHz(自動切り換え)
量子化ビット数 16ビット直線
チャンネル数 2チャンネル(ステレオ)
<オーディオ>
デジタル録音/再生
周波数特性 2Hz~22kHz(EIAJ)
ダイナミックレンジ 95dB以上(EIAJ)
S/N比 107dB以上(EIAJ)
全高調波歪率 0.003%以下(EIAJ)
アナログ録音/再生
周波数特性 2Hz~22kHz(EIAJ)
ダイナミックレンジ 90dB以上(EIAJ)
S/N比 90dB以上(EIAJ)
全高調波歪率 0.008%以下(EIAJ)
ワウフラッタ 測定限界以下
<総合>
入出力端子 デジタル:同軸(75Ω)、光(切換えスイッチ付き)
アナログ:RCAピン
ヘッド アモルファス・フェライト複合型
シリンダ直径 30mm
シリンダ回転数 2000rpm(録音・再生時)
テープ速度 最大400倍速
早巻き時間 約27秒(120分テープ)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 21W
外形寸法 幅483x高さ145x奥行339mm
重量 8.1kg
付属 ワイヤレスリモコン