Technics SL-Q303
¥53,800(1981年発売)
解説
クォーツフェイズロックドコントロールを採用したダイレクトドライブ・フルオートプレイヤー。
キャビネットは精密アルミダイカスト製で、底ベースにはTNRCを採用しています。
さらに、2重防振構造(ダブル・アイソレーテッド・サスペンション)を採用し、外部振動に強く、音響特性に優れた構造となっています。
ターンテーブルの回転をクォーツの精度でコントロールする、クォーツフェイズロックドコントロールを採用しています。
回転数検出には信頼性の高い全周検出FGを採用し、一体構造D.D.、2相全波駆動方式の平面対向形スロットレスDCモーターの採用と相まって、優れた回転性能を実現しています。
トーンアーム部には、ピボットとボールベアリングによる4点支持構造のジンバルサスペンション方式を採用しています。
これは、水平回転軸と垂直回転軸の軸心が一点で交差する構造で、7mgの高い初動感度を得ています。
カートリッジには磁気回路にオールラミネートコアを採用したMM型カートリッジを透視アしています。
ターンテーブル内のレコード検知メカニズムにより、レコードの有無を自動検出します。
また、レコードをセットしていないと、プレイヤーをスタートさせてもトーンアームはレストから移動しない設計となっており、アーム誤作動を防止しています。
さrない、検知メカニズムは30cmLP盤と17cmEP盤のレコードサイズを自動的に検出し、さらに内部メカニズムにより、レコードサイズに応じてトーンアームをレコードの最外周溝に導きます。
ソフトオペレーションメカニズムにより、電子コントロールのソフトスイッチによる前面操作方式を採用しています。
これによりダストカバーを閉じたままでコントロールが可能です。
一条ストロボ、プリズムストロボイルミネーターを搭載しています。
0.1g間隔で微調整が可能な針圧調整とアンチスケーティング機構を搭載しています。
機種の定格
型式 | クォーツフェイズロックドコントロール ダイレクトドライブフルオートマチックプレイヤーシステム |
<ターンテーブル部> | |
駆動方式 | ダイレクトドライブ |
駆動モーター | ブラシレスDCモーター |
制御方式 | クォーツフェイズロックドコントロール |
ターンテーブル | 31.2cmアルミダイカスト製 |
回転数 | 33・1/3、45rpm |
ワウ・フラッター | 0.025%W.R.M.S(JIS C5521) 0.012%W.R.M.S(回転部のみ) |
SN比 | 78dB(IEC98A weighted) |
<トーンアーム部> | |
形式 | ユニバーサルS字型スタティックバランス ジンバルサスペンション方式 |
回転軸感度 | 7mg(水平・垂直初動感度) |
針圧調整範囲 | 0~2.5g |
シェル重量 | 7.5g |
適用カートリッジ重量 | 5g~7.5g 3.5g~5g(シェルウェイト使用時) |
<カートリッジ部> | |
型式 | MM型ステレオカートリッジ |
自重 | 5g |
交換針 | EPS-25CS(¥3,500) EPS-25ES(¥6,500) |
<総合> | |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 6.5W |
外形寸法 | 幅430x高さ106x奥行375mm |
重量 | 6.5kg |