Panasonic SL-PS300
¥29,800(1990年11月発売)
解説
MASH1ビットDACを採用し、編集機能を充実させたCDプレイヤー。
D/A変換部にはMASH1ビットDACを採用しており、ゼロクロス歪をはじめとする非直線歪を原理的に発生せず、高精度なD/A変換を実現しています。
サーボ回路にはデジタルサーボを搭載しています。
デジタルサーボでは、ディスクの状態をマイコンによって自動読み取りし、フォーカス、トラッキング、トラバースの各サーボを、ディスクに合わせてソフトウェア処理で調整することで、プレイアビリティを大きく向上させています。
また、サーボのデジタル化によって経年変化にも強いサーボ機構になっています。
ピックアップを移動させるトラバースメカには高精度リニアモータを採用しており、ダイレクト10キーとあいまって演奏スタートまで約1秒の高速アクセスを実現するとともに、高い耐久性と静粛性を得ています。
また、ピックアップのCCFレンズには、耐久性に優れた非球面一体成型ガラスレンズを採用しています。
CD編集機能を搭載しており、テープの長さを選ぶだけで自動的にテープ両面に曲を振り分けて録音スタンバイ状態にできます。
また、指定時間で自動的にフェードアウトするタイムフェードや複数のCDからの編集に便利なリンクなどの機能を搭載しています。
シンクロエディット機能を搭載しており、対応端子を装備したパナソニックカセットデッキ(RS-BR465、RS-TR355、RS-TR555)と組み合わせることで、連動した編集録音が可能です。
オートピークサーチを搭載しており、ピークレベルを検知することで録音レベル設定が容易に行えます。
音楽が実際に始まる位置を検出してスタンバイするオートキューを搭載しています。
光デジタル出力端子を搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
周波数特性 | 2Hz~20kHz±1dB |
ダイナミックレンジ | 98dB以上(EIAJ) |
SN比 | 102dB以上(EIAJ) |
全高調波歪率 | 0.003%以下(1kHz、EIAJ、10次までの高調波成分) |
ワウフラッタ | 測定限界以下(EIAJ) |
ヘッドホン出力レベル | 最大15mW/32Ω(可変) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 12W |
外形寸法 | 幅430x高さ103x奥行287mm |
重量 | 3.4kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |