Panasonic SL-PS30
¥21,500(1989年頃)
解説
MASH1ビットDACを採用したCDプレイヤー。
D/A変換部にはMASH・1ビットDACを採用しています。
水晶発振による高精度クロック信号をもとに入力信号を1ビットで高速演算することで、ゼロクロス歪や、各ビット切換えポイントで発生していた歪を原理的に排除しています。
さらにMASHではPWM出力を採用しているためデグリッチ回路などが不要となり、これらの回路にともなうノイズ発生を無くしています。
A/B両面エディットガイド機能を搭載しています。
この機能では、録音するテープの収録時間(90分/60分/46分)を選択するだけで、テープA面/B面に収録できる曲数、曲番、録音時間を自動計算してディスプレイに表示します。
シンクロエディット端子付きのオートリバースカセットデッキ(RS-TR355、RS-TR555)と組み合わせることによってCDからテープへの編集が簡単にできます。
SL-PS30のエディットガイドで編集後、デッキを録音待機状態にし、SL-PS30のプレイボタンを押せばテープの両面にわたって編集録音ができます。
ピックアップを移動させるトラバースメカニズムの駆動部に、高精度リニアモーターを用いたハイスピードリニアアクセスシステムを搭載しており、高速アクセスを実現しています。
さらに、このレーザーピックアップ部のCCFレンズには独自の非球面一体成型ガラスレンズを採用しており、ディスク表面の傷や汚れに強い優れた信号読み取り能力と高い信頼性を得ています。
オートキューを搭載しており、音楽が実際に始まる位置を検出してスタンバイすることができます。
20ステップ・ランダムプログラム、全曲/プログラム曲リピートなどの機能を搭載しています。
4モード時間表示式ディスプレイを搭載しており、演奏曲や全曲の経過時間と残り時間を表示できます。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
周波数特性 | 2Hz~20kHz ±1dB(EIAJ) |
ダイナミックレンジ | 96dB以上(EIAJ) |
SN比 | 96dB以上(EIAJ) |
全高調波歪率 | 0.005%以下(1kHz、EIAJ) |
高調波歪率 | 0.003%以下(10次までの高調波成分) |
チャンネルセパレーション | 94dB以上(EIAJ) |
ワウフラッタ | 測定限界以下(EIAJ) |
ヘッドホン出力レベル | 15mW/32Ω(可変) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 8W |
外形寸法 | 幅430x高さ88x奥行284mm |
重量 | 3.5kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RAK-SL3005S |