Panasonic SL-PA10
¥53,500(1990年頃)
解説
SU-MA10などのDAC内蔵アンプと組み合わせることを想定して開発されたCDプレイヤーユニット。
スピーカーから伝わる音圧振動を低減するため、金属シャーシベースと厚さ約11mm、重さ約3kgのTNRC重量ベースによる多層構造を採用しています。また、天板にも特殊粘弾制振材による防振対策を施すことで、共振モードの分散及び、振動の減衰特性を大幅に改善しています。
さらに、床からの振動に対しては、4つの大型TNRCインシュレーターで、プレイヤー本体に伝わる振動を遮断し、その上で光学デッキをダブルフローティングさせる多重インシュレーター構成とし、大幅な振動減衰を実現しています。
光デッキを重量バランスの良い本体中央に配置したセンターメカニズムを採用しています。
電源回路には、大型トランスや防振対策を施したオーディオ用電解コンデンサ(3,300μF)2個を搭載しており、安定した電源供給を実現しています。
また、電源ケーブルには極性表示付きのコードを採用しています。
ディスプレイは2段階の明るさを選択できます。また、OFFにすることも可能です。
4モード時間表示機能を搭載しており、演奏曲または全曲(プログラム曲)の経過時間と残り時間が切換え表示できます。
光デジタル出力を2系統搭載しています。
本体には必要最低限のキーだけを配置しており、殆どの機能を付属のワイヤレスリモコンで行います。
このリモコンでは、20キーによるダイレクトアクセス、20曲ランダムプログラム、インデックススキップ、ランダムプレイ、リピート、slow(約8倍)とfast(約76倍)の2モードサーチ、オートキューなどの操作が行えます。
機種の定格
型式 | CDトランスポート |
ワウフラッタ | 測定限界以下(EIAJ) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 8W |
外形寸法 | 幅430x高さ129x奥行333mm |
重量 | 8.5kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |