Technics SL-P8
¥150,000(1984年頃)
解説
オリジナル技術を徹底導入するとともに、操作機能の向上を図ったCDプレイヤー。
メカニズム部には新開発のオプティカルデッキを搭載しています。
フォーカス&トラッキングサーボには新開発のIC2個を投入し、3ビームアスティグマ方式の採用とともに、動作安定度を高めています。
デジタル信号処理回路には、3個の新開発LSIを搭載することで100%集積化を実現しています。
また、誤り訂正能力は、データ補間を要する確立が約1万年に1回という高性能を実現しています。
D/Aコンバーターには、独自に開発したAN6806を採用しています。
レーザービームの精密トリミングにより精度を追求することで、16ビットのD/A変換を非直線歪±0.002%以下で実現しています。
ローパスフィルターには11次構成ローパスフィルタを搭載しています。
最大32組のランダムプログラミング機能を搭載しています。
連続可変ピッチコントロールを搭載しており、±6%の範囲内で自由に調節できます。
+5.9%、-5.6%が上下の半音階で、ピッチボタンのon/offで変速時と標準速度切換えが可能です。
ミュージックスキャンキーを搭載しており、曲頭から10秒ずつ次々に演奏でします。
FLディスプレイを搭載しています。
全曲/プログラムリピート機能やオートポーズ機能を搭載しています。
レベル可変ヘッドホン端子やシンクロ録音端子、アクセサリー端子を搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
ブラックとシルバーの2種類のバリエーションがありました。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
<信号フォーマット> | |
標本化周波数 | 44.1kHz |
誤り訂正方式 | テクニクス・スーパー・デコーディング・アルゴリズム |
複合化 | 16ビット直線 |
<オーディオ> | |
オーディオチャンネル数 | 2チャンネルステレオ |
周波数特性 | 4Hz~20kHz ±0.5dB |
ダイナミックレンジ | 96dB以上 |
SN比 | 96dB以上 |
高調波歪率 | 0.003%以下(1kHz、0dB) |
チャンネルセパレーション | 90dB以上 |
ワウ・フラッター | 水晶精度 |
<ピックアップ> | |
方式 | アスティグマ3ビーム |
光源 | 半導体レーザー |
波長 | 800nm |
<総合> | |
出力電圧 | 2V(0dB時) |
ヘッドホン出力レベル | 最大200mW(可変)/32Ω負荷 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 30W |
外形寸法 | 幅430x高さ88x奥行325mm |
重量 | 6.1kg |