オーディオの足跡

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SL-P70の画像
 解説 

最上級のCDプレイヤーのために開発された技術を投入したコンサイスGシリーズのCDプレイヤー。

D/A変換部にはSL-P2000に採用されたS-アドバンストMASH・1ビットDACを搭載しています。
この方式では従来のアドバンストMASHに4次ノイズシェーピング回路を内蔵することで理論ダイナミックレンジ145dBを達成し、大幅にグレードアップが図られています。
また、LSIのチップ構成はS-アドバンストMASHとPWM出力ICの2チップ構成としており、デジタルノイズの影響を回避しています。さらにPWM出力部はクラスAプッシュプル構成の電流出力アンプとすることで、PWM波形でのオーバーシュートやアンダーシュートの発生を抑制し、波高値の安定した理想的なPWM出力を実現しています。

サーボ回路にはデジタルサーボシステムを採用しています。
この方式ではディスクの状態に合わせてフォーカス、トラッキング、トラバースの各サーボ量を最適にコントロールしています。これによりコンディションの良くないCDでもアクセス精度が向上し、ディスクの演奏能力が向上するとともに、デジタル信号の時間軸でのゆらぎやサーボ電流のリップルが抑制され、よりくっきりとした音の輪郭と音像の定位が得られます。

電源部にはバーチャルバッテリーオペレーションを搭載しています。
この回路はFET素子の特性を利用した回路となっており、家庭用AC電源に混入したノイズが基準電位発生回路を介してオーディオ回路に侵入するのを防いでいます。

厳選されたオーディオパーツを採用しています。
各パーツは物理特性と聴感上の音質の両面から検討がされており、例えば抵抗は非磁性体キャップを用いた高音質炭素皮膜抵抗を、コンデンサにはオーディオ用電解コンデンサやオーディオ用ポリプロピレンコンデンサを採用するなど、低歪感や透明感の向上のために配慮がされています。
金メッキ出力端子とデジタルオプティカル端子を搭載しています。

機種の定格
型式 CDプレイヤー
周波数特性 2Hz~20kHz ±0.2dB
ダイナミックレンジ 99dB以上(EIAJ)
S/N比 120dB以上(EIAJ)
全高調波歪率 0.002%以下(EIAJ)
チャンネルセパレーション 110dB以下(EIAJ)
ワウフラッター 測定限界以下(EIAJ)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 10W
外形寸法 幅270x高さ85x奥行309mm
重量 3.0kg