オーディオの足跡

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SL-P7の画像
 解説 

幅31.5cmのジャケットサイズを実現したCDプレイヤー。

メカニズム部には新開発のオプティカルデッキを採用しており、レーザー光経路を含め、構造のシンプル化に成功しています。
また対物レンズも新しい支持方式を採用するなど、独自のアイデアが組み込まれています。

オプティカルデッキのサーボ回路には、新開発ICを投入することで安定度を高めています。
まず、レーザー光のフォーカス&トラッキングサーボに新開発のIC2個を投入し、3ビーム・アスティグマ方式とともに、安定した信号読取りを実現しています。
さらに、ディスク駆動には新開発小型ブラシレスDCモーターを採用しています。

デジタル信号処理回路には3個の新開発LSIを採用することで、100%の集積化を実現しています。さらに、誤り訂正にはSL-P10同様に独自のテクニクス・スーパーでコーディング・アルゴリズム方式を採用しており、通常のディスクで、9000万時間(約1万年)に1会しかデータ補間を要さないという、優れた誤り訂正能力を獲得しています。

D/Aコンバーターには、独自の高精度・高性能設計が施されており、基準抵抗となる高精度薄膜抵抗素子をレーザービームでトリミングすることで、優れた精度を実現しています。
これにより16ビットのD/A変換を、非直線歪±0.002%以下で実現しています。

ローパスフィルタには11次構成のローパスフィルタを採用しています。

スキップキーを押した回数で、演奏する曲の指定が可能です。

ディスク停止時、サーチ/インデックスキーはインデックス指定キーとして働き、インデックスナンバーが記録されたディスクの頭出しが可能です。

インデックスキーは演奏中やポーズ中はサーチキーとして働き、キュー音を聞きながら望みの場所を探せます。
キーを押すと始めは3倍速で、3秒たつと30倍速に切替るオート2スピード設計です。

全曲/1曲のリピートが可能です。

演奏中にプレイキーを押せば、即座にディスク頭から演奏を再開するオートリターンプレイを搭載しています。

オートタイマープレイが可能です。

シンクロ録音端子やアクセサリー端子を搭載しています。

ブラックとシルバーの2種類のバリエーションがありました。

機種の定格
型式 CDプレイヤー
<信号フォーマット>
標本化周波数 44.1kHz
誤り訂正方式 テクニクス・スーパー・デコーディング・アルゴリズム
複合化 16ビット直線
<オーディオ>
オーディオチャンネル数 2チャンネルステレオ
周波数特性 4Hz~20kHz ±0.5dB
ダイナミックレンジ 96dB以上
SN比 96dB以上
高調波歪率 0.003%以下(1kHz、0dB)
チャンネルセパレーション 90dB以上
ワウ・フラッター 水晶精度
<ピックアップ>
方式 アスティグマ3ビーム
光源 半導体レーザー
波長 800nm
<総合>
出力電圧 2V(0dB時)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 23W
外形寸法 幅315x高さ88x奥行325mm
重量 4.9kg