Technics RS-M30
¥59,800(1978年頃)
解説
RS-M50から一部の機能を省略したステレオカセットデッキ。
駆動モーターにはデジタルFGサーボモーターを採用しています。
このモーターでは、基準信号の環境変化をキャンセルする回路方式によって回転数ドリフトを0.15%まで提言しています。また、ICにおける独自の遮断システムを採用することで外来ノイズの影響をカットしています。
テープの走行系には垂直ホールド方式を採用しています。
フライホイールには直径83.5mm、ダイナミックバランス1g・cm以下の高精度のものを採用sいています。さらに、スラストガタを一方向に抑えるばねを設けることでテープ走行の安定を図っています。
ヘッドにはLHヘッドを採用しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーNR回路を搭載しています。
この回路ではFMエアチェック時に問題となるパイロット信号を除去するMPXフィルタを内蔵しています。
市販の各種テープに対応するため、バイアス3段、イコライザ3段の切換え機能を搭載しています。
MICとLINEのミキシング回路を搭載しています。
キュー&レビュー機構やクイックレビュー機構を搭載しています。
リワインド・FF時にメカニズムに負担がかからないフルオートストップ機構を搭載しています。
タイマースタンバイ機構を搭載しており、別売タイマーを接続することで留守録音ができます。
リワインドオートプレイ機構を搭載しています。
シルバーとブラックの2種類のカラーバリエーションがありました。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
ヘッド構成 | 録再用:LHヘッド 消去用:ダブルギャップフェライト |
使用モーター | デジタルFGサーボモ−ター |
録音バイアス方式 | 交流バイアス方式 |
消去方法 | 交流消去方式 |
周波数特性 | Normal:20Hz~14kHz CrO2:20Hz~16kHz |
SN比 | 57dB(XAテープ、ピークレベル) Dolby NR in:10dB改善(5kHz) |
ワウ・フラッター | 0.05%WRMS |
入力感度/インピーダンス | Mic:0.25mV(-72dB)/400Ω~20kΩ Line in:60mV(-24dB) |
出力レベル/インピーダンス | Line out:420mV(-7.5dB)/47kΩ以上 Headphone:60mV/8Ω |
使用半導体 | トランジスタ:22個 IC:7個 ダイオード:11個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅430x高さ149x奥行267mm |
重量 | 約7.2kg |