Technics RS-M24
¥52,800(1979年10月発売)
解説
ソフトムと呼ばれる新思想を取り入れて開発したステレオカセットデッキ。
新開発のソフトム・ドライブ・メカニズムを採用しています。
このメカニズムではモーターの回転力を利用してヘッドブロックのホールド動作やリール駆動の切換えを行っており、安定したヘッドタッチやスムーズなテープ走行を実現しています。
駆動モーターには電子制御DCモーターを採用しています。
操作部には押圧約200~400gのソフト・プッシュオペレーション方式を採用しています。
また、録音操作やタイマースタンバイセットには1ボタン方式を採用することで操作性向上を図っています。
録再ヘッドにはMXヘッドを採用しています。
リワインドオートプレイやキュー&レビュー機構を搭載しています。
レベルメーターには18セグメントタイプのピークホールドFLディスプレイを採用しています。
このメーターにはオートリセットピークホールド機能を内蔵しており、ピークレベルの確認を容易にしています。
レックミュート機構やドルビーNR回路などの機能にはプッシュスイッチを使用しています。
テープイジェクト機構はオイルダンプ式のソフトム・イジェクトを採用してます。また、前面パネルにはヘッド動作確認用にシースルーパネルを採用しています。
メタルテープへの対応を図るためローノイズ・高リニアリティ設計の録音アンプ部を採用しています。
メタルテープにも対応した4ポジションテープセレクターを搭載しています。
別売のワイヤードリモコンによって離れた場所からポーズやレックミュートが行えます
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック方式 | 4トラック2チャンネルステレオ |
ヘッド構成 | 録再:MXヘッド 消去:ダブルギャップセンダストフェライトヘッド |
使用モーター | 電子制御DCモーター |
録音バイアス方式 | ACバイアス方式 |
消去方式 | AC消去方式 |
テープ速度 | 4.8cm/s |
周波数特性 | Normal:20Hz~17kHz XA:20Hz~18kHz Metal:20Hz~18kHz |
SN比 | 57dB(XAテープ、ピークレベル) Dolby NR in:10dB改善(5kHz以上) |
ワウ・フラッター | 0.05%WRMS |
入力(最大入力感度) | Mic:0.25mV(-72dB)/適合インピーダンス400Ω~10kΩ Line:60mV(-24dB) |
出力 | Line:基準出力レベル420mV(-7.5dB)/負荷インピーダンス22kΩ以上 Headphone(固定):80mV(8Ω)、350mV(125Ω) |
使用半導体 | トランジスタ:38個 IC:4個 ダイオード:13個 ツェナーダイオード:1個 整流器:4個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約10W |
外形寸法 | 幅430x高さ119.3x奥行282mm |
重量 | 約5.0kg |
別売 | リモートコントロールボックス RP-9624(¥3,000) |