Technics RS-M222
¥59,800(1982年頃)
解説
シリーズ再生やシンクロスタートなどの機能を搭載したダブルカセットデッキ。
テープ編集時にテープスピードセレクタをhighにすると、normalの約2倍でテープを高速走行させることで編集時間を約半分に短縮できます。選択したテープ速度はインジケーターで表示されます。
また、高速時にはラインとマイクの入力をカットすることで誤動作を防止しています。
再生専用のテープ1の再生と録再用のテープ2の録音を同時スタートできるシンクロスタート機能を搭載してます。
dubbing/mixボタンをオンにし、テープ1の再生キーとポーズキーを押してスタンバイ状態にした後、テープ2の録音キーを押すと同時にテープ1のポーズが解除され、それぞれスタートします。
テープ2の再生に引き続いてテープ1の再生が始まるシリーズ再生機能を搭載しています。
テープ1を再生スタンバイ状態にしてテープ2を再生開始すると、テープ2の演奏終了時にテープ1のポーズが解除されて自動的に再生を開始します。
ミキシング録音機能を搭載しており、ラインまたはマイク入力とテープ1のミキシングや多重録音が可能です。
メカニズム部には2速電子制御DCモーターを用いたソフトドライブメカニズムを採用しています。
テープ1の再生ヘッドとテープ2の録再ヘッドにはMXヘッドを採用しています。
テープポジションを自動的にセットするオートテープセレクタをテープ1/テープ2の両方に搭載しています。
また、テープ2にはテープポジションインジケーターを搭載しており、カセットドアについたLEDで確認ができます。
テープ1にはミュージックセレクタを搭載しています。
ピークホールド付きのFLディスプレイを搭載しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーNR回路を搭載しています。
タイマースタンバイ機構を搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
ヘッド構成 | テープ1 再生:MXヘッド テープ2 録再:MXヘッド 消去:ダブルギャップフェライト |
使用モーター | テープ1:2速電子制御DCモーター テープ2:2速電子制御DCモーター |
ワウフラッター | 0.05%(WRMS) ±0.10%(W.Peak、EIAJ) |
周波数特性 | ノーマル(XD):20Hz~17kHz(40Hz~15kHz ±3dB、EIAJ) CrO2(XAII):20Hz~18kHz(40Hz~16kHz ±3dB、EIAJ) メタル(MX):20Hz~19kHz(40Hz~17kHz ±3dB、EIAJ) |
SN比 | 57dB(XAIIテープ、WTD、1kHz、3%三次歪) 54dB(XAIIテープ、EIAJ) Dolby NR in:10dB改善(5kHz以上) |
入力感度/インピーダンス | Mic:1.0mV/400Ω~10kΩ Line:60mV/47kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:400mV/1.5kΩ Headphone:0.8mW/8Ω(8Ω~600Ω適合) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 14W |
最大外形寸法 | 幅430x高さ119x奥行278mm(ツマミ、足含む) |
重量 | 約5.5kg |