Technics RS-M202
¥54,800(1981年頃)
解説
ダビング、編集、ミキシング録音が1台で行えるダブルカセットデッキ。
テープ1が再生専用デッキ、テープ2が録再デッキとなっており、テープからテープへのダビングが行えます。
レベル調整はlevel-tape1ボリュームでコントロールできます。また、ドルビーNR
inで録音されたテープをダビングするとき、二重にドルビーがかかることを防止するダビングボタンを搭載しています。
ミュージックセレクタを搭載しており、曲間の無信号部分を検出することで曲の頭だしが可能です。
また、再生状態のままテープを早送り/巻き戻しできるキュー&レビュー機能を搭載しています。
任意の無録音部分が自由に作れるレックミュートボタンを搭載しています。
テープ1で再生した音楽とマイクのミキシングが可能です。マイクの音量はセンターのinput
levelボリュームで、テープの音量はLevel-tape1で独立して調整できます。
また、アンプからのライン入力とテープ1で再生している音楽のミキシング録音もテープ2で行えます。マイクとラインの入力切換えは、マイクジャックを抜けば自動的にライン入力になる自動切換え型を採用しています。
ソフトム・メカニズムをテープ1と2の両方に採用しており、安定したテープ走行を実現しています。
オートテープセレクタを搭載しており、ホルダーにカセットテープをセットするだけで検出孔を検知して自動的に最適なテープポジションにセットされます。
この機能はテープ1とテープ2の両方に搭載しており、特にテープ2のセットポジションは前面パネルに表示されるように設計されています。
テープ1とテープ2の両方が再生状態になった場合は自動的にテープ2が優先されます。
また、テープ2に装備したレックミュートボタンを用いて曲間約3秒の無録音部分を作ったテープをテープ1にセットすると、ミュージックセレクタで頭だしが可能です。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーNRを両方のデッキに搭載しています。
オートリセットピークホールド機能を搭載したFLディスプレイを搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
ヘッド構成 | Tape1 再生:高硬度パーマロイヘッド Tape2 録再:MXヘッド 消去:ダブルギャップフェライトヘッド |
使用モーター | 電子制御DCモーターx2 |
周波数特性 | Normal:20Hz~16kHz XAII:20Hz~17kHz Metal:20Hz~18kHz |
SN比 | 57dB(XAIIテープ、ピークレベル) Dolby NR in時:10dB改善(5kHz以上) |
ワウ・フラッター | 0.05%WRMS |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約10W |
外形寸法 | 幅430x高さ119x奥行287mm |
重量 | 約5.4kg |