Technics RS-M02
¥99,800(1979年頃)
解説
コンサイスコンポと同じサイズを実現したステレオカセットデッキ。
駆動メカニズム部には平面対向型D.D.モーターを採用しています。
低速でスムーズに回転するブラシレス、スロットレス、コアレス方式のモーターに、質量の大きいフライホイールを一体化することで慣性を高めています。
トランスポートメカニズムの制御にはデジタル技術を投入したデジタルFGサーボシステムを採用しており、デジタル処理された1回転あたり160パルスの高密度信号によってモーターの回転をコントロールしています。
このサーボシステムは、ロータに内蔵されたFG(周波数発電機)からの出力を回転の全周で検知する周対向全周積分方式を採用しています。この方式は、制御応答スピードが速く、回転ドリフトも少なく、温度変化や負荷変動にも強いため、真円度0.1μの高精度キャプスタンとあいまって、優れた回転精度を実現しています。
純電子式のデジタルFLディスプレイを搭載しています。
RS-M02では2色の色分け表示を採用しており、0dBまでは白、0dB以上は赤で表示しています。
操作部にはICロジックコントロール方式を採用しており、ストローク0.8mm、押圧70gのスイッチを採用しています。
録再ヘッドには新SXセンダストヘッドを採用しています。
メタルテープポジションを加えた4ポジションテープセレクターを搭載しています。
RECミュート機構を搭載しています。
ドルビーNR回路を搭載しています。
オートストップ機構を搭載しています。
タイマースタンバイ機構を搭載しています。
ダイカストパネルを採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
ヘッド構成 | 録再:新SXセンダストヘッド 消去:ダブルギャップセンダストフェライトヘッド |
使用モーター | キャプスタン用:デジタルFGサーボDDモーター リール用:コアレスモーター |
周波数特性 | Normal:20Hz~16kHz XA:20Hz~18kHz Metal:20Hz~20kHz(30Hz~12.5kHz ±3dB) |
SN比 | 58dB(XAテープ、ピークレベル) Dolby NR in:10dB改善(5kHz以上) |
ワウ・フラッター | 0.035%WRMS |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約22W |
外形寸法 | 幅297x高さ97x奥行229mm |
重量 | 約5.5kg |