Technics RS-B78R
¥79,800(1983年頃)
解説
ダイレクトミュージックセレクタやdbxシステムを搭載したリバースデッキ。
音楽信号を2分の1に圧縮して録音し、再生時に2倍に引き伸ばすことで高いダイナミックレンジを獲得したdbxシステムを搭載しています。さらに、ドルビーB/Cも搭載した3NR構成とすることで、目的に合わせて適切なNRを選択できます。
リバース機構には赤外線センサによる反転検出機能を採用してます。
リバースモードは片面のみ、両面、両面ループの3種類となっており、テープ走行方向はディレクションセレクタで切換えられます。
録再ヘッドには新開発のスラストホールドAXロータリーヘッドを採用しています。
このヘッドにはアモルファス合金を用いたAXヘッドを採用し、正逆方向でのアジマスの狂いを追放したスラストホールドロータリー構造とすることで、A面・B面にわたって均一な特性を獲得しています。
ダイレクトミュージックセレクタを搭載しており、A面・B面に関係なく、好きな曲だけを選んで再生できます。
曲のセットは、聞きたい曲のセレクトボタンを押すだけで行え、A面・B面各12曲まで自動的に演奏します。
2ウェイでデジタルカウンタを搭載しており、通常の3桁テープカウントに加え、A面・B面それぞれのテープ残量時間を表示することができます。
リピート演奏機能を搭載しており、ダイレクトミュージックセレクタで選択した曲をA面・B面合わせて16回まで繰り返して再生することや、1曲リピート演奏ができます。
オートRECミュートを搭載しており、録音中にrec muteを押すと自動的に4秒間の無録音部分を作って録音スタンバイとなります。
ブランクスキップ機能を搭載しており、無録音部分が10秒以上続くと自動的に早送りして次の曲を再生します。
オートテープセレクタを搭載しており、自動的にテープの種類を検知してテープのポジションを切換えます。
オートインプットセレクタやキュー&レビュー機能を搭載しています。
シルバーとブラックのカラーバリエーションがありました。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
ヘッド | 録音・再生:AXアモルファス 消去:ダブルギャップフェライトx2 |
モーター | キャプスタン用電子制御DCモーター リールモーター |
ワウフラッタ | 0.045%(W.R.M.S.) ±0.095%(W.Peak、EIAJ) |
周波数特性 | ノーマル(ED):20Hz~18kHz、40Hz~16kHz±3dB(EIAJ) CrO2(EX):20Hz~19kHz、40Hz~17kHz±3dB(EIAJ) メタル(EM):20Hz~20kHz、40Hz~18kHz±3dB(EIAJ) |
ダイナミックレンジ | 110dB(dbx in、1kHz、EXテープ) |
SN比 | NR off:58dB(EXテープ、WTD、1kHz、3%3次歪) 55dB(EXテープ、EIAJ) Dolby B NR in:66dB(EXテープ、WTD、1kHz、3%3次歪) Dolby C NR in:72dB(EXテープ、WTD、1kHz、3%3次歪) dbx in:92dB(EXテープ、WTD、1kHz、3%3次歪) |
入力感度/インピーダンス | Mic:0.25mV/400Ω~10kΩ Line:60mV/47kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:400mV/1.5kΩ Headphone:2mW/8Ω(適合インピーダンス8Ω~600Ω) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約20W |
最大外形寸法 | 幅430x高さ98x奥行273mm(ツマミ、ゴム足含む) |
重量 | 約5.3kg |